廣岡大志

廣岡 大志（ひろおか たいし）

廣岡大志は、1997年4月9日生まれのプロ野球選手であり、大阪府大阪市阿倍野区出身の内野手および外野手です。彼は右投げ右打ちで、現在はオリックス・バファローズに所属しています。広岡の選手としてのキャリアは、幼少期からの野球経験に始まり、プロ入りまでの道のりには多くの困難や成果がありました。

プロ入り前

廣岡は、大阪市立苗代小学校4年生の時にオール松原ボーイズで硬式野球を始めました。彼が野球を始める前はスノーボードに熱中していました。中学では同じくオール松原ボーイズに在籍し、悲しいことに大会直前に父を亡くしましたが、主将としてチームを全国制覇に導きました。彼はその後も多くの大会で活躍し、2012年の15Uアジア・チャレンジマッチでは日本代表としてメンバーに選ばれました。

智辯学園高校に進学し、1年生の春からベンチ入りし、その後はレギュラーとして活躍。特に第86回選抜高等学校野球大会では強豪校相手に素晴らしいパフォーマンスを発揮しました。高校時代の通算成績は25本塁打であり、後に同じくプロで活躍する岡本和真や村上頌樹と共に切磋琢磨しました。

2015年のプロ野球ドラフトでは東京ヤクルトスワローズから2位指名を受け、契約金5000万円で入団しました。背番号は36でした。

ヤクルト時代

プロ入り初年度の2016年に、廣岡はフレッシュオールスターゲームに出場し、同年9月29日に一軍初出場を果たしました。その試合での初打席では、今は亡き三浦大輔から本塁打を放ち、史上56年ぶりの快挙を成し遂げました。この年は、イースタン・リーグで113試合に出場し、本塁打10本を記録しました。

2017年から2019年にかけて、出場機会は増えましたが、打撃面での課題も抱えました。特に2019年には41打席連続無安打の不名誉な記録を持つ一方、9月には2桁本塁打を達成し、選球眼の向上も見せました。

2020年は打撃に苦しみながらも87試合に出場し、チーム内での役割を果たしました。

巨人時代

2021年に読売ジャイアンツへ移籍。シーズン序盤は二軍での出場が多かったものの、チームに新型コロナウイルス感染者が発生し、一軍に残留。4月には移籍後初本塁打を打つなど、しっかりとアピールしました。しかし、出場選手登録の抹消を繰り返しつつも、78試合に出場し、記録を残しました。

オリックス時代

2023年5月にはオリックス・バファローズに移籍。新チームでの初試合では早速ヒットを記録し、同月の西武戦では移籍後初本塁打を打つ快挙を成し遂げました。シーズンを通じて53試合に出場し、ポストシーズンの日本シリーズにも初めて出場しました。

選手としての特性

廣岡は広い打撃範囲や柔軟なリスト、スイングの速さ、さらにはパワーを持ち合わせています。また、50メートル走6秒2の脚力を誇り、一塁、二塁、遊撃手のほか外野手としてもプレーできるユーティリティープレイヤーとして高く評価されています。

私生活

家庭は精肉店を経営しており、廣岡自身は幼少期に巨人ファンとして育ってきたが、今では自身の専門性を持ってプレーを続けています。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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