廣川三憲

廣川三憲：幅広い活躍を見せるベテラン俳優

1962年8月15日、山口県生まれの俳優、廣川三憲さん。山口県立柳井高等学校卒業後、山口大学人文学部人文学科を卒業しています。現在は劇団ダックスープに所属。

劇団ナイロン100℃での活躍

廣川さんのキャリアにおいて、劇団ナイロン100℃での活動は特に重要な位置を占めています。1995年のオーディションで参加して以来、長きに渡り舞台に立ち続けており、2008年時点で劇団内最年長俳優として、ケラリーノ・サンドロヴィッチ座長を含め、共演者から「廣川さん」と呼ばれ、尊敬を集めています。

ナイロン100℃での主な出演作品は実に多岐に渡ります。代表的な作品を挙げると、「ウチハソバヤジャナイ〜version100℃〜」、「カメラ≠万年筆」、「下北ビートニクス」、「フリドニア〜フリドニア日記#1〜」、「インスタント・ポルノグラフィ」、「フランケンシュタイン〜version100℃〜」、「ザ・ガンビーズ・ショウ」、「Φ(ファイ)」、「薔薇と大砲〜フリドニア日記#2〜」、「テイク・ザ・マネー・アンド・ラン」、「ナイス・エイジ」、「ノーアート・ノーライフ」、「東京のSF」、「ドント・トラスト・オーバー30」、「ハルディン・ホテル」、「男性の好きなスポーツ」、「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」、「犬は鎖につなぐべからず」、「わが闇」、「シャープさんフラットさん」、「神様とその他の変種」、「世田谷カフカ　〜フランツ・カフカ「審判」「城」「失踪者」を草案とする〜」、「黒い十人の女〜version100℃〜」、「百年の秘密」、「デカメロン21〜あるいは、男性の好きなスポーツ外伝〜」など、枚挙にいとまがありません。

さらに、ナイロン100℃以外の舞台活動も盛んに行っています。シリーウォーク・プロデュース作品への参加や、らせん劇場(静岡)、しずおか演劇祭、故林広志プロデュース作品、オリガト・プラスティコ、こどもの城×G2プロデュース、パルコ・キューブ、トム・プロジェクト、Piper、G2プロデュース、まつもと市民芸術館、劇団本谷有希子、演劇キックプロデュース、wat mayhemなど、多様な劇団やプロダクションとのコラボレーションを通じて、その演技力を磨いてきました。近年では、「世界は笑う」(2022年)、「かわりのない」(2024年)、「神話、夜の果ての」(2024年)、「Crash」(2025年)などにも出演予定です。

テレビドラマ、映画、CMなど幅広い活躍

舞台以外にも、テレビドラマ、映画、CMなど、幅広い分野で活躍を見せています。

主なテレビドラマ出演作には、「白い巨塔」、「火消し屋小町」、「虹の行方」、「アキハバラ@DEEP」、「逃亡者 木島丈一郎」、「怨み屋本舗」、「時効警察」、「帰ってきた時効警察」、「週刊真木よう子」、「ケータイ捜査官7」、「探偵Xからの挑戦状!2」、「天才てれびくんMAX ビットワールド」、「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜|SPEC〜警視庁公安部公安第五課_未詳事件特別対策係事件簿〜」、「植物男子ベランダー」、「連続テレビ小説 ひよっこ」、「警視庁いきもの係」、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」、「絶メシロード」、「恋する母たち」、「最愛」、「だから殺せなかった」、「警視庁・捜査一課長」、「未来への10カウント」、「私のエレガンス」、「オールドルーキー」、「相棒」、「正直不動産2」、「離婚弁護士 スパイダー〜慰謝料争奪編〜」などがあります。

映画では「図鑑に載ってない虫」、「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」、「東京公園」などに出演。CMにも多数出演しており、ニッスイ、サントリー、産経新聞、マツモトキヨシ、マクドナルド、大塚製薬、旭化成など、様々な企業の広告でその顔を見ることができます。

まとめ

長年にわたり、舞台を中心に活躍を続けるベテラン俳優、廣川三憲さん。そのキャリアは、劇団ナイロン100℃での活動のみならず、多様な舞台作品、テレビドラマ、映画、CMと多岐に渡り、その存在感は圧倒的です。今後も、彼の更なる活躍に期待が高まります。

もう一度検索