廣瀬純

廣瀬純（ひろせ じゅん）

廣瀬純は1979年3月29日に大分県臼杵市で生まれた元プロ野球選手であり、現在は野球指導者および解説者として活動しています。彼の投打は右投げ右打ちで、主に外野手として広島東洋カープで活躍しました。彼の選手としての一番の記録は、日本プロ野球における15打席連続出塁記録の保持者です。

経歴

プロ入り前

廣瀬は大分県立佐伯鶴城高等学校に進学したが、高校時代には全国大会の初戦で敗退しました。続いて法政大学に進み、そこでの3年次に東京六大学リーグで三冠王を獲得し、特に東大戦では圧倒的な打撃を見せました。また、在学中にはシドニーオリンピックの日本代表にも選ばれています。

プロ野球ドラフトでは2000年11月、広島東洋カープから2巡目指名を受け、契約を結びました。背番号は26です。

広島時代

2001年3月31日の対中日ドラゴンズ戦でプロデビューを果たすと、5月22日の対横浜ベイスターズ戦ではプロ初本塁打を記録しました。初年度は80試合に出場し、打率は.286をマークしました。

2002年は出場数を減らしながらも、打率は維持し、2003年までに少しずつ成績を向上させました。しかし、2004年にはわずか10試合の出場に留まり、結果を残せないシーズンとなりました。

翌2005年には43試合に出場し、自己最高の打率である.308を記録。主に代打や守備固めとしての役割を果たしました。2006年には一塁での先発出場が多くなり、バッティングフォームを改良したことで飛躍的な成長を遂げました。

2007年には開幕戦での活躍を通じて、遂に自身初の満塁本塁打を放つことに成功し、同年は自己最多の7本塁打を記録しました。2008年以降は出場機会が減少し、最終的には2016年に現役を引退するまで、波のあるキャリアを経験しました。

引退後

廣瀬は2017年から中国放送（RCC）の野球解説者として活動。その後、同年オフに広島東洋カープの一軍外野守備・走塁コーチに就任。2022年からは二軍打撃コーチとして配置転換され、指導者としての道を歩んでいます。

選手としての特徴

廣瀬の魅力は強肩と優れた守備にあり、特に2010年には強肩賞を受賞しています。また、彼はおおらかな性格でファンとの交流を楽しむ姿勢があり、愛される存在でした。愛称の「チャーリー」は、彼の特徴的なモミアゲから来ています。大学で主将としてのキャリアも積んでおり、様々な人に影響を与えました。

彼の妻、廣瀬桃子はアナウンサーとして広島県内で活躍しており、過去には人気テレビ番組に出演していた経歴もあります。

まとめ

廣瀬純はプロ野球選手として不可欠な存在であり、選手引退後も野球界に貢献しています。そのキャリアは実績に富み、指導者としてもさらなる成長が期待される人物です。彼の熱意と人柄は今後の世代にも引き継がれていくことでしょう。

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