建設技術研究所

一般財団法人建設技術研究所について

一般財団法人建設技術研究所（以下、建設技術研究所）は、土木技術および建設に関する技術と事業の調査・研究を目的とする法人です。かつては文部科学省と国土交通省の共同所管でしたが、現在は独立して活動しています。

建設技術研究所は、建設コンサルタントとして知られる株式会社建設技術研究所（以下、建設技研）とは、密接な関係にあります。建設技研は、1963年（昭和38年）に建設技術研究所の調査・設計部門が分離独立したものであり、両者は現在、それぞれ独立した組織として活動しています。

概要

• - 所在地: 東京都千代田区神田須田町1-18
• - 設立: 1945年（昭和20年）8月1日
• - 理事長: 飯島尚

沿革

建設技術研究所は、「学会、業界の学識経験者の総力を上げて、わが国の建設施工技術の躍進と向上を図り、国家緊急建設の要請に応える」という理念のもと、設立されました。初代理事長には鹿島組会長の鹿島精一氏が、初代所長には内海清温氏が就任しました。発足当初は、研究員7名、研究助手14名を含む総勢37名でスタートしました。

設立当初の目的は、軍事施設の建設における技術向上でしたが、終戦を迎え、その技術は復興へと方向転換されました。特にダム建設における水理模型実験を通じた調査研究に注力し、発展を遂げました。その後、1963年に調査および設計部門は、新たに設立された株式会社建設技術研究所へと引き継がれました。

株式会社建設技術研究所との関係

建設技術研究所から独立した建設技研は、現在では日本を代表する建設コンサルタント会社として知られています。両者はそれぞれ異なる組織として活動していますが、そのルーツは共通であり、日本の建設技術の発展に大きく貢献してきたと言えるでしょう。

外部リンク

• - 一般財団法人建設技術研究所（ウェブアーカイブ）
• - 株式会社建設技術研究所

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