当麻寺駅

当麻寺駅の概要

当麻寺駅（たいまでらえき）は、奈良県葛城市當麻に位置する近畿日本鉄道（近鉄）南大阪線の駅です。この駅は駅番号F21を持ち、通常は急行列車は通過しますが、年に一度の牡丹の開花時期には隣の二上神社口駅と共に急行が臨時に停車します。

駅の歴史

当麻寺駅は1929年（昭和4年）3月29日に、大阪鉄道による古市から久米寺（現在の橿原神宮前）間の開通時に新たに開業されました。その後、1943年に関西急行鉄道が大阪鉄道を合併し、駅は関西急行鉄道の天王寺線に組み込まれました。さらに1944年には戦時統合により、関西急行鉄道が南海鉄道と合併し、現在の近畿日本鉄道南大阪線の一部となりました。

近年の重要な変更としては、2007年にPiTaPaの使用が開始され、2013年には駅が終日無人化されました。

駅の構造

当麻寺駅は地平駅で、相対式の2面2線のホームがあります。ホームの有効長は4両分で、駅舎は大阪阿部野橋方面行きのホームの尺土寄りに位置しています。反対側の橿原神宮前方面行きのホームへは構内踏切でアクセス可能です。また、駅のトイレは改札内にあり、男女別の水洗トイレが設置されています。

この駅は無人駅であり、PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機や自動精算機も導入されています。

利用状況

近年の1日乗降人員のデータは以下の通りです:

• - 2023年11月7日：1,305人
• - 2022年11月8日：1,363人
• - 2021年11月9日：1,198人
• - 2018年11月13日：1,324人
• - 2015年11月10日：1,464人
• - 2012年11月13日：1,363人
• - 2010年11月9日：1,444人
• - 2008年11月18日：1,485人
• - 2005年11月8日：1,670人

これらの数値から見ると、利用状況は年によって変動がありますが、地域住民や観光客にとって便利な交通機関として活用されています。

駅周辺の観光スポット

当麻寺駅周辺にはいくつかの観光名所があります。特に有名なのは牡丹の名所として知られる當麻寺です。また、葛城市役所當麻庁舎（旧・當麻町役場）、葛城市相撲館、さらには長尾神社なども駅近くに存在します。

バス路線

駅には葛城市公共バスの路線もあり、以下の2つのミニバスルートがあります。

• - ミニバスA 當麻ルート：当麻寺駅前停留所
• - ミニバスC 兵家・中戸ルート：当麻寺駅南停留所

隣接する駅

当麻寺駅の隣には、F20の二上神社口駅があり、南大阪線の急行や区間急行が通過しますが、牡丹の開花時期には急行が特別に停車することもあります。一方、準急や普通列車は当駅にも停まります。

まとめ

当麻寺駅は交通の要所として地元の人々や観光客に利用されており、その歴史や周辺の観光スポットも魅力の一つです。近年の施設の充実や利用状況の変化が、さらなる利便性を生み出しています。

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