後藤希友

後藤希友：ソフトボール界の新星、東京五輪金メダリスト

後藤希友（ごとう みう）は、2001年3月2日生まれ、愛知県名古屋市出身の女子ソフトボール選手です。現在はトヨタレッドテリアーズに所属し、ソフトボール日本代表としても活躍しています。2021年の東京オリンピックでは、金メダル獲得に大きく貢献しました。

経歴

後藤選手は、名古屋市立野立小学校、日比野中学校、東海学園高等学校を卒業しました。中学校時代には、全国大会出場には届かなかったものの、2015年の都道府県対抗全日本中学生女子ソフトボール大会で愛知県チームのエースとして優勝を飾りました。また、同年には日本ソフトボール協会の全国女子ジュニア育成研修会にも選出されています。

高校時代は、3年生の時に全日本高校女子選手権で準優勝となりましたが、2年生の時に参加した「2017 SOFT JAPAN WINTER CAMP in 沖縄」では、トップ選手とのレベルの差を痛感したと語っています。

2019年に東海学園高等学校を卒業後、実業団のトヨタ自動車レッドテリアーズに入団。2020年にはオーストラリアで開催された「Australia Pacific Cup」で日本代表デビューを果たしました。レッドテリアーズでは、当初モニカ・アボット選手の陰に隠れていましたが、2020年からはチームの柱として活躍し、リーグ新人賞を獲得しました。

2021年には、自身初のノーヒットノーランを達成。東京オリンピックでは、全6試合中5試合に登板し、無失点、22奪三振という圧倒的な成績で金メダル獲得に貢献しました。この活躍により、リーグ戦では最優秀防御率、ベストナイン、MVPのタイトルを総なめにしました。2022年にも2度のノーヒットノーランを達成するなど、その実力は目覚ましいものがあります。

人物・エピソード

小学校4年生の時にソフトボールを始めたものの、当初は楽しみ程度でした。しかし、中学校でソフトボール部顧問からの熱心な勧誘を受け、本格的に競技に取り組むようになりました。トヨタ自動車レッドテリアーズでは、師匠であるモニカ・アボット選手から「ミニモニカ」という愛称で呼ばれています。

東京オリンピックでの金メダル獲得を記念して、2021年12月には名古屋市熱田区のファミリーマート前にゴールドポストが設置されました。また、2021年8月には名古屋市役所を表敬訪問した際、河村市長が金メダルを噛むというハプニングがあり、大きな話題となりました。

詳細情報

日本リーグ個人表彰

2020年 - 新人賞（投手）
2021年 - 最高殊勲選手賞、最多勝利投手賞、ベストナイン賞（投手）

JDリーグ個人表彰

2022年 - [西]最高殊勲選手賞、[西]最優秀防御率賞、[西]最多勝利投手賞、[西]ベストナイン（投手）
2023年 - [西]最高殊勲選手賞、[西]最優秀防御率賞、[西]最多勝利投手賞、[西]ベストナイン（投手）、Most Wow! Player of the Year
2024年 - [西]最優秀防御率賞

背番号

18（2019年 - ）

脚注

注釈

出典

外部リンク

後藤希友 - Olympedia（英語）
Wow! Collection - JDリーグ
後藤 希友 - チーム公式
後藤希友 (@GTO_0302) - X（旧Twitter）

後藤希友選手の今後の活躍に、ますます目が離せません。

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