徳島市球技場

徳島市球技場

徳島市球技場（とくしましきゅうぎじょう）は、四国地方の徳島県徳島市に位置する主要なスポーツ施設です。この球技場は、1993年に開催された東四国国体の際に利用され、その後、地域のスポーツシーンにおいて重要な役割を果たしてきました。特に、1994年からは大塚製薬サッカー部（現在の徳島ヴォルティス）がホームスタジアムの一つとして使用し、毎年8から14試合のペースで地元のファンを魅了してきました。

施設の収容人数は約5600人で、ナイター設備はありませんが、アウェー側のサイドスタンドには磁気反転型の得点掲示板が設置されています。これにより、観客は試合の進行を把握しやすい環境が整っています。球技場はサッカーやラグビー、さらにはアメリカンフットボールなど、さまざまなスポーツイベントに利用されており、地域のスポーツ活動の中心地と言えるでしょう。

しかし、徳島ヴォルティスのJリーグ昇格後、球技場はJリーグの基準に満たないため、公式戦での利用はなされていません。これは、収容人数や設備面において、Jリーグが求める要件に合致していないからです。ただし、同チームのトップチームの練習や下部チームの試合においては、引き続き使用されており、地域の青年選手たちにとっても重要な練習場となっています。

交通アクセスも比較的良好です。徳島バスの「天の原西（徳島刑務所）行」や「入田・オロノ経由寄井中・神山高校前行」などの路線が利用でき、札所停留所からは徒歩約30分の距離にあります。また、JR徳島駅から車を利用する場合は、約25分で到達することが可能です。これにより、地域外からの訪問者や観客も、アクセスがしやすい条件が整っています。

今後も徳島市球技場は、地域のスポーツ文化の発展に寄与する場として、さまざまなイベントや試合の開催を通じて多くの人々に愛され続けることでしょう。徳島市におけるスポーツのシンボル的施設として、これからも期待が寄せられています。

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