志水 正義 (しみず せいぎ)
志水正義(
1958年3月4日 -
2018年9月27日)は、日本の
俳優であり、
熊本県玉名市出身です。本名も同じく志水正義で、読みは「しみず まさよし」です。彼は
熊本県立玉名工業高等学校を卒業し、
1977年には劇団テアトルハカタを立ち上げました。
俳優としての出発
志水は、劇団テアトルハカタを設立して以来、100本以上の
舞台公演を行い、
俳優としての基盤を築いていきました。
九州を中心に活動し、ローカルCMや
映画、
テレビドラマにも出演し、
舞台の
脚本や
演出も手掛けたことから、多才な才能を発揮しました。
東京に上京後は、
水谷豊の事務所に所属し、
俳優としてのキャリアを広げました。その後、ケイエムシネマ企画へ移籍し、フリーの
俳優として活動する中で、
2013年1月からは大和プロとの業務提携を開始しました。
晩年にはNASAアクターズスタジオの講師として後進の
指導にも携わりつつ、人気
テレビドラマ『
相棒』シリーズにおいて、大木長十郎役として出演。初期作品から参加し、ほぼ全話に何らかの形で関与しました。
病との闘い
2018年7月に膵臓がんの診断を受け、その後
肝臓に転移していることも公表しました。闘病中であったものの、同年の
9月27日に60歳という若さで亡くなりました。
志水は亡くなった後、2019年に放送されたNHKの大河ドラマ「
いだてん〜東京オリムピック噺〜」において、熊本ことばの
指導を担当していたことが明らかになりました。彼の名前はスタッフクレジットにも掲載され、放送中には主演の中村勘九郎とのツーショットも公式Twitterにて紹介されるなど、その影響力は色濃く残っています。
主な出演作品
- - キューポラのある街、妾など、数多くの舞台作品に出演し、俳優としての技術を磨き続けました。
その他の活動
CMでも幅広く活躍し、
ヤマト運輸や
アサヒビールの商品広告にも出演していました。また、バラエティ番組では『
秘密のケンミンSHOW』などに登場し、多彩なキャラクターを披露しました。
志水正義はその多岐にわたる活動を通じて、日本のエンターテインメント界に多大な影響を与えました。彼の業績や演技に対する情熱は、今後も後進に継承されることでしょう。