思川駅

思川駅について

思川駅（おもいがわえき）は、東日本旅客鉄道（JR東日本）の両毛線に位置する駅で、栃木県小山市の松沼地区にあります。この駅は高崎支社が管轄する最東端の駅で、隣には大宮支社管轄の小山駅があります。

歴史

思川駅は1911年4月10日に鉄道院の駅として新設され、その後日本国有鉄道（国鉄）の発足に伴い、1949年6月1日にその運営が引き継がれました。1961年には貨物の取り扱いが廃止され、1984年には荷物の扱いも終了しました。この駅は1985年3月14日から無人駅となり、1990年ごろまでは特別に職員が常駐していました。

1987年4月1日には国鉄の分割民営化によりJR東日本に移行し、2000年3月11日には駅舎が改築されました。さらに2001年11月18日からはICカードのSuicaが利用可能となり、2003年12月には無人駅としての運営が正式に始まりました。2010年には橋上駅舎が完成し、改札口が南北自由通路に移設され、2011年には北口も新設されました。

駅構造

思川駅は地上にある島式ホームを1面2線持つ駅で、列車の交換が可能です。駅舎とホームは跨線橋によってつながっています。また、かつては木造の小振りな駅舎でしたが、近年改築されてコンクリート製の施設となりました。無人駅化後の管理は足利駅が担当していますが、バリアフリー設備は整っていません。簡易的なSuica改札機や乗車駅証明書発行機が設置されています。

利用状況

平成12年度から平成14年度、また平成20年度から平成23年度までの1日平均乗車人員や年間乗車人員のデータを見ると、この駅は両毛線の18ある駅中で第15位、また栃木県内の同線の駅では10駅中第7位という位置付けです。

駅周辺

この駅の名前の由来でもある思川は、駅の東約2kmのところを流れており、駅前を通過する栃木県道33号小山環状線があります。駅周辺には、小山市役所の豊田出張所やJAおやまの豊田支店、さらには数所の学校（小山西高等学校、豊田中学校、豊田北小学校、豊田南小学校）が立地しています。また、篠塚稲荷神社もあり、地域の文化や歴史を感じるスポットが点在しています。

バス路線

思川駅には小山市のコミュニティバス（おーバス）の路線が運行されており、「思川駅」停留所からは小山西高校・豊田南小学校方面や小山駅西口行きの便があります。また、デマンドバスも利用可能で、豊田エリアや中・穂積エリアをカバーしています。

隣の駅

東日本旅客鉄道の両毛線における隣の駅は小山駅と栃木駅です。

思川駅は、地域の重要な交通の要所であり、周辺地域との結びつきを強める存在です。

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