愛す

クリープハイプ「愛す」（ブス）

クリープハイプのメジャー12枚目のシングルとして、2020年1月22日にユニバーサルミュージックジャパンからリリースされた「愛す」（ブス）。前作「イト」から約2年9ヶ月ぶりのリリースとなった本作は、バンドにとって重要なターニングポイントとなる作品です。

概要

尾崎世界観は、表題曲の制作意図について、「10年という節目に原点回帰するのではなく、まだ自分たちの音楽が届いていない層に届けたかった」と語っています。その言葉通り、今までのクリープハイプにはない新たなアレンジに挑戦し、新境地を開拓しています。

また、楽曲のタイトルであり、歌詞にも頻繁に登場する「ブス」という言葉について、尾崎は「その言葉が持つシビアさに迷いもあった」としながらも、「メロディにハマったので入れることを決意した」と語っています。ネガティブな言葉に対する嫌悪感も理解しつつ、「“逆に”が成り立つ関係性を見つめたかった」という意図が込められています。

カップリング曲の「キケンナアソビ」は、フジテレビのお笑いバラエティ番組『ウケメン』のエンディングテーマとして起用されました。

アートワーク・パッケージ

シングルのアートワークは、映像作家のTAO TAJIMAが担当。初回限定盤には、2019年11月16日に下北沢CLUB Queで行われたライブ映像を厳選した10曲と、メンバーがバンド結成からの10年間を振り返るドキュメンタリー映像が収録されたDVD『2019年11月16日』が同梱されています。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオは、NHK「みんなのうた」で2018年2月・3月のうたとして放送された「おばけでいいからはやくきて」のアニメーションを制作したAC部が手掛けています。『ベイビーメイビー』というタイトルのSFアニメ仕立てで、楽曲の世界観をより深く表現しています。

収録曲

CD

1. 愛す
2. キケンナアソビ
3. член

DVD『2019年11月16日』（初回限定盤のみ）

1. 鬼
2. けだものだもの
3. グレーマンのせいにする
4. ボーイズENDガールズ
5. クリープ
6. 5％
7. イノチミジカシコイセヨオトメ
8. 私を束ねて
9. 身も蓋もない水槽
10. 二十九、三十

「愛す」（ブス）は、クリープハイプの新たな挑戦と、普遍的な愛の形を描いた、聴きごたえのある一作です。

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