放たれる

Mr.Children配信限定シングル「放たれる」解説

2014年5月24日、Mr.Childrenは6作目の配信限定シングル「放たれる」をリリースしました。前作「REM」から約1年ぶりとなる本作は、東宝系映画『青天の霹靂』の主題歌に起用され、話題を呼びました。

楽曲「放たれる」の詳細

「放たれる」は、仮タイトルが「唱歌」だったという、桜井和寿氏による書き下ろし楽曲です。桜井氏は、映画の原作を読んだことをきっかけに、「ケージの中で傷を癒した鳥が、再び空に向かって飛び立つ瞬間」をイメージして、この曲を創作しました。

楽曲制作には、Mr.Childrenのメンバーに加え、小林武史氏も参加。繊細なサウンドアレンジと、桜井氏の力強くも情感豊かなボーカルが織りなす、壮大な楽曲となっています。

桜井和寿氏は、この楽曲について、ライブ演奏と音源の違いについても言及しています。ライブでは、ホールやアリーナのような大きな会場のリバーブが楽曲の雰囲気を大きく変え、より情感豊かな演奏になると語っています。一方で、音源はレコーディングされた状態の自然な音の響きが魅力だとコメントしており、ライブ演奏と音源それぞれに異なる良さがあることを示唆しています。

「放たれる」のリリースとその後

「放たれる」のリリースは、Mr.Childrenの配信限定シングルとしては、前作「REM」から約1年ぶり、そして次作「here comes my love」(2018年1月19日リリース)まで、しばらく途絶えることになります。

約半年後には、35thシングル「足音～Be Strong」のカップリング曲としてCDに収録され、より多くのファンに届けられました。その後も、「放たれる」は様々な場面で披露され、Mr.Childrenの代表曲として定着していくことになります。

アルバム収録に関しては、18thアルバム『REFLECTION』のUSBアルバム{Naked}にのみ収録されており、オリジナルアルバムへのCD収録は、27thシングル『四次元 Four Dimensions』に収録されている「ヨーイドン」以来、約8年ぶりとなる特別な扱いとなりました。

参加ミュージシャン

Mr.Children
桜井和寿：Vocal & Guitar
田原健一：Guitar
中川敬輔：Bass
鈴木英哉：Drums
小林武史：Keyboards
四家卯大ストリングス：Strings
四家卯大：Strings
沖祥子：Strings
安達練：Computer Programing

テレビ出演とライブ映像

「放たれる」は、発売当時はテレビ番組で披露されることはありませんでしたが、「足音～Be Strong」のリリースを機に、テレビ番組でパフォーマンスされました。また、ライブ映像作品にも収録され、多くのファンにその魅力を届けています。

収録アルバム

『REFLECTION {Naked}』
『Mr.Children 2011-2015』

「放たれる」は、配信限定シングルとしてリリースされたにもかかわらず、様々なアルバムに収録されるなど、Mr.Childrenの楽曲の中でも特別な位置を占める一曲と言えるでしょう。その繊細さと力強さを兼ね備えた楽曲は、多くのリスナーの心に響き続けています。

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