文化シヤッター

文化シヤッター株式会社



文化シヤッター株式会社は、シャッターアルミニウム建材を主力とする総合建材メーカーであり、業界で第2位のシェアを誇ります。本社を東京都文京区に構え、多岐にわたる製品開発と技術革新を通じて、日本の建築業界を支えています。

歴史



1955年4月、日本文化鉄扉として設立された同社は、同年8月には日本文化シヤッターへと社名を変更しました。1968年には家庭用窓シャッター「ミニシリーズ」を発売し、1970年には姫路市の日本文化シヤッターと合併、現在の文化シヤッターへと社名が変更されました。1973年には東京証券取引所2部に上場、1980年には1部へと市場を移しました。

1980年代以降、積極的な事業展開を行い、1980年には動くショールームでのキャラバンを開始、1985年には科学万博つくば'85に出展するなど、広報活動にも力を入れました。1992年には売上高1,000億円を達成し、その後の1997年には「ゆとリフォーム」事業を開始、1998年には環境貢献商品である「ハイブリッド・ソーラーシステム」や「エア・キーパー大間迅」を発売するなど、環境への配慮も重視しています。

2000年代に入ると、静音電動アルミシャッター「御前様」やユニバーサルデザインの折れ戸「ヒクオス」、全面ガラスシャッター「フルグラス」など、革新的な製品を次々と開発。2004年には社章を「BX」に刷新し、東京地区の拠点となる「BXビル」を完成させました。2006年にはフライングディスク部が世界アルティメットクラブ選手権大会で初優勝、浅草仲見世のシャッター壁画をリニューアルするなど、文化的な活動にも貢献しました。

2007年以降は、ベトナム建設省との共同セミナー開催や海外現地子会社の設立など、グローバルな事業展開を加速させました。また、総合的な試験・検証施設「ライフインセンター」を開設し、製品の品質向上にも努めています。2009年には不二サッシ(株)との資本提携を行い、2012年には止水事業に参入し、簡易型止水シート「止めピタ」を発売するなど、事業領域を拡大しています。

2013年以降は、浦和レッドダイヤモンズとのパートナーシップ契約や太陽光発電所の建設、海外子会社の設立など、多角的な事業展開を進めています。2015年には創立60周年を迎え、スマートフォンでコントロール可能な電動窓シャッターや、短時間で設置可能な止水板を発売するなど、顧客ニーズに対応した製品開発に力を入れています。

主な取扱商品



文化シヤッターは、多岐にわたる製品を提供しており、主なものとして以下が挙げられます。

シャッター
軽量シャッター:住宅用から商業施設用まで、多様なニーズに対応した軽量シャッター
重量シャッター:高い耐久性と防犯性を備えた重量シャッター
防火・防煙シャッター:火災や煙から人命と財産を守るためのシャッター
高速シャッター:開閉速度を向上させた高速シャッター
オーバースライディングドア:住宅や工場などで使用されるオーバースライディングドア。
シートシャッター:開口部を素早く開閉できるシートシャッター
シャッター
防犯性や断熱性に優れた窓シャッター
電動式や手動式など、様々なタイプがあります。
エクステリア
木粉入樹脂製エクステリアシリーズや、アルミバルコニー、テラスなど。
ドア
自動閉鎖装置付引戸、高齢者向け玄関引戸、折れ戸、スチールドアなど。
パーティション
アルミスタッド式可動間仕切や鋼製間仕切など。
その他
ステンレスフロント、ガラスシャッター、ロールオーニングなど。

グループ会社



文化シヤッターは、多くのグループ会社を通じて事業を展開しています。これらのグループ会社は、製品の製造、販売、サービス提供など、多岐にわたる役割を担っています。

文化シヤッターサービス(株):各種シャッターの修理・点検。
BX新生精機(株):電動開閉機や昇降機などの製造・販売。
BXテンパル(株):店舗用・住宅用オーニング、テントなどの製造・販売。
BXあいわ(株):保険代行、リース紹介、旅行業。
* その他、全国各地に製造・販売会社を展開しています。

スポーツ活動



文化シヤッターは、スポーツ振興にも力を入れており、特にフライングディスク部「文化シヤッター Buzz Bullets」は、全日本アルティメット選手権で18連覇を達成した実績を持ちます。また、浦和レッドダイヤモンズともパートナーシップ契約を結び、スポーツを通じた社会貢献も行っています。

まとめ



文化シヤッター株式会社は、長年にわたり日本の建築業界を支え、革新的な製品開発と社会貢献を続けています。シャッター、ドア、エクステリア製品など、多岐にわたる製品を通じて、人々の安全・安心な暮らしを支える企業として、今後もさらなる発展が期待されます。

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