新井洋行

新井洋行：子どもの心を掴む絵本作家、デザイナー

新井洋行（1974年生まれ）は、絵本作家、玩具作家、デザイナーとして多岐にわたる分野で活躍しています。また、東京造形大学の非常勤講師も務めています。東京都で生まれ、現在は町田市に在住。東京造形大学造形学部デザイン学科を卒業後、絵本作家としてデビューする前は、なんとセガに勤務していたという異色の経歴の持ち主です。2児の父でもあります。

作品の特徴

新井洋行の作品は、鮮やかな色彩とシンプルな構成が特徴です。子どもたちの日常に潜む不思議や発見を、ユーモラスかつ温かい視点で描き出しています。また、触って、開けて、当てて、と五感を刺激する仕掛け絵本や、参加型の作品も多く、子どもたちが能動的に楽しめる工夫が凝らされています。

主な作品

新井洋行は数多くの絵本を出版しています。以下に主な作品をいくつか紹介します。

絵本

『ソケットと おとのまほう』『クリップとみずのまほう』(フレーベル館)：身の回りにあるものが魔法のように変化する様子を描いた作品。
『しゅっしゅぽっぽ』(教育画劇)：汽車に乗って旅をする楽しさを描いた作品。
『せかいのこんにちは ―みんなであいさつ―』(幻冬舎エデュケーション)：様々な国の挨拶を学べる絵本。
『あおいちゃんはあおがすき』(幻冬舎エデュケーション)：色をテーマにした作品。
『のっているのはだあれ?』『なかみはなあに?』(偕成社)： 隠されたものを当てる楽しさを味わえる作品。
『みず ちゃぽん』『ひ ぼうぼう』(童心社)：水や火といった自然現象をテーマにした作品。
『ころころぽーん』(ほるぷ出版)： 様々なものが転がる様子を描いた作品。
『かくかくかっくん』(学研)： 形をテーマにした作品。
『ぐるぐるどぼーん』『するするすとーん』(ほるぷ出版)： リズミカルな言葉が楽しい作品。
『こわいものがこないわけ』(講談社)： 怖がりな子どもの気持ちに寄り添う作品。
『ツリーさん』(講談社)： 木の成長と変化を描いた作品。
『つどじにんじゃ』(講談社)： 忍者ごっこを楽しむ様子を描いた作品。
『うんち でるかな?』(講談社)： トイレトレーニングを楽しくする絵本。
『しろとくろ』(岩崎書店)： 白と黒の世界を描いた作品。
『きもだめし』(講談社)： 勇気をテーマにした作品。
『カラフル』(岩崎書店)： 色彩の美しさを表現した作品。

「あけて・あけてえほん」シリーズ (偕成社)

おしいれ、れいぞうこ、ひきだし、おふろ、トイレ、はこ、かばんなど、身の回りの物を開ける楽しさを味わえる、人気の仕掛け絵本シリーズです。

「あてて・あててえほん」シリーズ (偕成社)

どっちにかくれてる?、どっちのてにはいってるか?など、 当てる楽しさを体験できるシリーズです。

「えほんとあそぼ」シリーズ (くもん出版)

おばけとかくれんぼ、おばけとホットケーキ、おばけとたからさがし、おばけとおでかけなど、おばけをテーマにした楽しいシリーズです。

「むにゅ」シリーズ (偕成社)

むにゅくらべ、むにゅとにゃみー、ねんどのむにゅなど、触感をテーマにした作品。

紙芝居

まじょのリリーのおかいもの、おもちゃさん～あかちゃんないているよ～、まいごの うさぎぼうやなど。

その他

『四字熟語ワンダーランド』(フレーベル館)、『おおごえずかん』『カラフルアニマル』(コクヨ)、『クイズポポとピックの大ぼうけん 国語 算数 理科 社会』(朝日学生新聞社)、『デザインワークブック』『コラージュアートブック』(コクヨ)など、絵本以外にも様々なジャンルの作品を手がけています。

関連情報

新井洋行の作品は、絵本ナビなどのウェブサイトで紹介されています。また、TwitterやInstagramなどのSNSでも情報を発信しています。

公式ウェブサイト
絵本ナビ - 新井洋行さんインタビュー
新井洋行 (@araihiroyuki) - X（旧Twitter）
新井 洋行 (@hiroyukiarai) - Instagram

新井洋行の絵本は、子どもたちの豊かな感性と創造性を育むとともに、大人も童心に帰れるような魅力にあふれています。ぜひ手に取って、その世界観に触れてみてください。

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