新家颯

新家 颯 (しんや そう)

新家颯は2003年8月14日、和歌山県田辺市で生まれました。彼は現在、広島東洋カープに所属するプロ野球選手として活躍しています。ポジションは投手で、左投左打の選手です。彼の経歴や選手としての特徴について詳しく見ていきましょう。

経歴

新家は小学1年生の頃、田辺市立会津小学校であいづクラブに入団し、野球を始めました。中学校では田辺市立衣笠中学校の軟式野球部に所属し、しっかりとした基礎を築きました。

高校では和歌山県立田辺高等学校に進学。1年の冬には左肘手術を受けていますが、2年時はリハビリの影響で公式戦には出場できませんでした。それでも、この期間に新たに習得したのが大竹耕太郎選手の投球フォームを参考にした新しい投球スタイルです。この新フォームによって、彼は変化球の切れ味とコントロールを大幅に向上させました。

3年夏には和歌山県大会に出場しましたが、初戦で敗戦。しかし、その試合では和歌山工業高校相手に9イニングを投げ、3失点を喫しながらも12三振を奪いました。この試合の内容がスカウトの目に留まり、広島東洋カープからのドラフト指名へと繋がったのです。

2021年10月11日、NPBドラフト会議で新家は広島から育成選手ドラフト1位で指名を受けました。その後、11月14日に仮契約を結び、背番号は126に決まりました。支度金は290万円で、年俸は250万円（推定）となっています。

選手としての特徴

新家颯の直球は最速141km/hを記録しており、いずれも打者に対して高い威圧感を与えるボールを投げます。彼の投球スタイルで特に注目を浴びるのは、打者の手元で鋭く曲がる縦スライダーです。この変化球は非常に特徴的であり、広島のスカウトである鞘師智也からは「万人が投げられるわけではない、特徴ある変化球」として高く評価されています。

その他

新家は、2022年からのシーズンにも背番号126を背負い、さらなる成長を目指しています。彼の将来に対する期待は非常に大きく、今後の活躍が楽しみな選手です。

新家颯は、和歌山県出身の若手選手として、これからのプロ野球界でどのような活躍を見せてくれるのか、その目が離せません。

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