新川町駅

新川町駅について

新川町駅（しんかわまちえき）は、愛知県碧南市新川町三丁目113に位置する名古屋鉄道の三河線に属する駅です。駅番号はMU09で、ICカード「manaca」の利用が可能です。また、当駅から分岐していた新川口支線（しんかわぐちしせん）についても、以下で詳述します。

歴史

新川町駅の歴史は1914年（大正3年）2月5日に三河鉄道の駅として開業したことに始まります。わずか1年後の1915年（大正4年）8月17日には、新川口駅間を結ぶ新川口支線が開通しました。その後、1941年（昭和16年）6月1日には三河鉄道が名古屋鉄道に統合され、現在の三河線の一部として運営されるようになりました。

1944年7月には駅舎の改築が行われ、1955年（昭和30年）2月1日には新川口支線が廃止され、以降は駅の側線として扱われることになりました。1977年（昭和52年）5月25日には、貨物営業が廃止されましたが、その後1992年（平成4年）8月1日に駅は無人化されます。2001年（平成13年）には駅舎を改装した「新川まちかどサロン」が開設され、2005年（平成17年）には、「トランパス」が導入されました。2011年（平成23年）2月11日にはICカード乗車券の「manaca」が使用開始され、2012年（平成24年）2月29日にはトランパスが供用終了することになります。

駅構造

新川町駅は地上に相対式2面2線の構造を持つ駅であり、駅の管理は専用の駅集中管理システムによって行われています。管理駅は知立駅で、当駅は無人駅となっています。ホーム同士は構内踏切でつながっていて、券売機や改札口がある新駅舎の手前には、旧駅舎が公共施設として残されており、「新川まちかどサロン」として地域で利用されています。以前は簡易委託駅として一部乗車券の販売もしていました。

利用状況

「名鉄120年：近20年のあゆみ」によると、2013年度の1日平均乗降人員は1,177人で、名鉄全駅中210位、三河線では21位に相当しました。1992年度には1日平均乗降人員は1,231人で、名鉄全駅中207位、三河線内では21位でした。また、「愛知県統計年鑑」によると2006年度と2007年度にはそれぞれ539人と535人とされています。

新川口支線

新川口支線は新川町駅から新川港へ向かう貨物専用の支線でした。支線の最終駅である新川口駅は、現在の碧南市浅間町に位置し、新川港と三河鉄道を結ぶ重要な中継点でした。しかし、1955年までに独立した状態であった新川口駅は、その後新川町駅の構内側線として取り扱われるようになりました。

駅周辺の主な施設

新川町駅の周辺には、次のような施設があります。

• - 小林記念病院
• - 国道247号
• - 碧南市立新川中学校
• - 碧南市立新川小学校
• - 新川神社
• - 新川港

また、地区内には無料で運行される市内巡回バス「くるくるバス」も運行されています。

隣の駅

名古屋鉄道の三河線では、次のように位置しています。

• - 北新川駅（MU08） - 新川町駅（MU09） - 碧南中央駅（MU10）

最後に、かつて存在した新川口支線の終点、新川口駅との関係についても言及しておきます。新川町駅はその歴史的価値に加え、地域の交通において重要な役割を果たしてきた駅として知られています。

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