新潟県立図書館

新潟県立図書館：知の探求と地域文化の拠点

新潟県立図書館は、新潟県が運営する公立図書館です。愛称は親しみを込めて『ぶっくすわん』と呼ばれています。1915年（大正4年）4月1日、明治記念新潟県立図書館として創立され、以来、県民の学習と文化向上に貢献しています。2021年4月1日時点での蔵書数は932,287冊と豊富で、幅広い分野の書籍や資料が利用できます。

歴史と変遷

図書館の歴史をたどると、その変遷が地域の成長と深く関わっていることが分かります。

1915年4月1日：明治記念新潟県立図書館として創立されました。
1916年12月8日：新潟市寄居町（現在の日本銀行新潟支店の所在地）で開館しました。これは図書館の歴史における重要な第一歩です。
1953年12月11日：新潟市一番堀通町に移転し、新潟県立新潟図書館として新たなスタートを切りました。この時代には、図書館の役割がより明確になり、利用者も増加しました。
1992年4月1日：新潟県立図書館と改称し、現在の名称となりました。
1992年8月7日：新潟市女池南3丁目に移転しました。現在のアクセスしやすい立地は、多くの人々が利用しやすくなった要因の一つです。

施設概要とアクセス

新潟県立図書館は、新潟市中央区女池南3丁目1番2号に位置しています。アクセス方法は以下の通りです。

公共交通機関: 新潟駅南口バスターミナル3番線から新潟交通バス（S50、S51、S52系統）を利用し、「野球場・科学館前」下車。
車: 国道8号新潟バイパス桜木ICもしくは女池ICが最寄りです。

開館時間は、火曜日から金曜日が9時30分から19時まで、土曜日・日曜日・祝日が9時30分から17時までです。休館日は毎週月曜日（祝日、振替休日の場合は開館）と年末年始、蔵書点検期間です。

所蔵資料と情報公開

新潟県立図書館は、多様な資料を所蔵しています。その中には、歴史的な資料や地域に関連する貴重な資料も多く含まれています。しかし、佐渡鉱山で働いた朝鮮人労働者の名簿の公開については、議論が続いています。朝日新聞の報道によると、図書館は名簿の有無すら明らかにしていないとのことで、情報公開のあり方が問われています。

この問題は、歴史資料の適切な管理と公開、そして情報へのアクセス権という重要な課題を浮き彫りにしています。図書館は、地域社会に貢献する重要な機関として、これらの課題に真摯に向き合い、透明性のある運営を心がける必要があります。

関連施設

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新潟県立図書館は、単なる蔵書施設にとどまらず、地域社会の文化・学習拠点としての役割を担っています。これからも、多くの人々が利用し、知的好奇心を満たせる場所であり続けることが期待されます。

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