新羽島駅

新羽島駅の概要

新羽島駅（しんはしまえき）は、岐阜県羽島市舟橋町宮北一丁目に所在する名古屋鉄道（名鉄）羽島線の終点であり、駅番号はTH09です。当駅は東海道新幹線の岐阜羽島駅に直結するために設けられた駅で、名鉄の駅の中では最も西に位置しています。

歴史

新羽島駅は1982年12月11日に開業され、その後の数十年で様々な出来事がありました。特に2002年1月3日には、羽島市役所前発の普通列車が雪の影響でスリップし、車止めに衝突する事故が発生しました。これによってホームの長さが短縮され、しばらくは4両編成の後部2両をドアカットする措置が取られました。最終的には、乗降位置を事故の前よりも手前へ変更することで、ドアカットは解消されました。

また、2007年には無人化が進められ、トランパスが導入されました。2011年からはICカード乗車券「manaca」の利用も可能になり、2012年にはトランパスの使用が終了。2019年にはエレベーターと多目的トイレが設置されるなど、バリアフリー化が進みました。

駅の構造

新羽島駅は高架に位置し、4両編成に対応する単式1面1線のホームを持つ無人駅です。駅管理は名鉄岐阜が担当しており、ホームは地上から約7.5メートルの高さにあります。改札口は高架下の地上階に一つ位置し、周辺には自動券売機や自動精算機が設置されています。特に、通勤・通学用のmanaca定期券の購入が可能で、名鉄ミューズカードの決済も指定の時間帯に行えます。

開業当初より階段のみであった改札口からホームへの移動手段は、2019年に設置されたエレベーターによって改善されました。これにより、障がいのある方やお年寄りにも配慮された環境が整えられています。また、多機能トイレや音声案内装置も整備され利便性が向上しています。駅舎とホームは屋根付きの連絡通路で繋がっており、エレベーターは車止めの先に設置されています。

将来的には、1面2線にする計画もあり、ホームの直下にはそのためのスペースが確保されています。また、現在線の江吉良方面の高架橋には、2線目への分岐点が設けられる予定です。

利用状況

新羽島駅の利用状況について見ると、2013年度のデータによると、1日の平均乗降人員は2,403人でした。この数値は名鉄全駅中167位のランキングで、竹鼻線・羽島線の中では3位となっています。また、1992年度のデータでは平均乗降人員が2,333人であり、名鉄全体では159位の記録となっています。

駅の周辺

新羽島駅周辺には、JR東海の岐阜羽島駅や名神高速道路の岐阜羽島インターチェンジ、さらには岐阜県立看護大学があります。このような立地から、新羽島駅は主に岐阜市内や岐阜県立看護大学への通勤・通学客に利用されています。また、駅には引き上げ線や留置線が存在せず、夜間滞泊も行われていません。最初の列車は名鉄岐阜・笠松方面からの営業列車が担い、最終列車の後には羽島市役所前行きの回送列車が1本あるのみです。

隣接駅

新羽島駅の隣接駅は、名古屋鉄道の江吉良駅（TH08）になります。

新羽島駅は、地域における重要な交通拠点として、その役割を果たし続けています。

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