日本へようこそエルフさん。とは？意味をやさしく解説

日本へようこそエルフさん。

『日本へようこそエルフさん。』は、まきしま鈴木によるライトノベル作品で、異世界と現実世界が交錯するファンタジーラブコメディです。2017年2月から小説投稿サイト「小説家になろう」でWeb版の連載が開始され、2018年8月からはHJノベルスより書籍版が刊行されています。イラストはヤッペンが担当しています。

ストーリー

主人公の北瀬一廣は、定時退社をモットーとする普通のサラリーマン。しかし、彼には眠ると夢の中で剣と魔法の異世界を冒険するという不思議な能力がありました。夢の中では「カズヒホ」と名乗り、10代の姿で冒険を楽しんでいました。

ある日、夢の世界で出会ったエルフの少女マリーアベル（通称マリー）と共に、ナズルナズル遺跡を冒険していたカズヒホは、魔導竜ウリドラに襲われ、マリーと共にブレスに飲み込まれてしまいます。しかし、目覚めると現実世界のベッドの中で、隣にはマリーの姿が。夢の世界の住人だったマリーが、なぜか現実世界にやってきてしまったのです。

こうして、一廣とマリーの奇妙な同居生活が始まります。言葉も文化も違うエルフのマリーとの生活は、驚きと発見の連続。異世界と現実、二つの世界を行き来しながら、二人の関係は少しずつ深まっていきます。

登場人物

北瀬一廣（きたせかずひろ）/ カズヒホ

声 - 小林裕介

本作の主人公。現実世界では25歳のサラリーマンですが、夢の世界では10代の姿「カズヒホ」として冒険をしています。腕輪に名前を登録する際に間違えて「カズヒホ」と登録してしまったのが由来。寝ると夢の世界に意識が移り、再び眠るか魔物に倒されると現実世界に戻るという特殊な能力を持っています。

マリー

声 - 本渡楓

夢の世界でカズヒホが出会ったエルフの少女。本名はマリア―ベル。カズヒホと共にウリドラに襲われた際、なぜか一廣の世界に一緒に来てしまいました。好奇心旺盛で、日本の文化に興味津々です。

ウリドラ

声 - 内山夕実

ナズルナズル遺跡の最深部でカズヒホとマリーが出会った魔導竜。巨大なドラゴンで、カズヒホとマリーを襲いました。

ミュイ

声 - 佐々木李子

猫族の子供。

メディアミックス

本作は、小説だけでなく、コミカライズ、テレビアニメなど、様々なメディア展開が行われています。

コミカライズ

青乃下によるコミカライズが「コミックファイア」にて2018年12月から連載中です。単行本はHJコミックスから10巻まで刊行されています。

テレビアニメ

2025年1月からAT-X他にて放送中です。アニメーション制作はゼロジーが担当しています。監督は喜多幡徹、シリーズ構成・脚本は吉永亜矢、キャラクターデザインは平山円と堀井久美が担当しています。

主題歌

オープニングテーマは佐々木李子による「Palette Days」、エンディングテーマは樋口楓と叶による「Yummy Yummy」です。

書籍情報

小説

まきしま鈴木（著）・ヤッペン（イラスト）『日本へようこそエルフさん。』ホビージャパン〈HJノベルス〉、既刊9巻（2023年10月19日現在）

漫画

青乃下（漫画）・まきしま鈴木（原作）・ヤッペン（キャラクターデザイン）『日本へようこそエルフさん。』ホビージャパン〈HJコミックス〉、既刊10巻（2024年8月1日現在）

日本へようこそエルフさん。