日本オリーブ

日本オリーブ株式会社について

日本オリーブ株式会社は、岡山県瀬戸内市に本社を置き、オリーブの栽培、加工、販売に特化した企業です。特に、牛窓オリーブ園を運営しており、観光地としても訪問客を迎え入れています。

歴史の始まり

会社の歴史は1942年、岡山県南部の商家である服部家の服部和一郎氏がオリーブを植樹したことから始まります。1949年に法人化され、和一郎氏の長男である服部恒雄氏が社長に就任します。創立当初から、化粧用オリーブ油「オリーブマノン バージンオイル」を販売し、オリーブの可能性を広げていきました。

牛窓オリーブ園は1942年に開園し、今日まで観光名所として親しまれています。昭和の高度成長期には、業界初の生薬配合化粧品や無香料シリーズを展開し、自然派化粧品のパイオニアとしての地位を確立します。これにより、日本オリーブは品質と革新性が評価される企業として成長しました。さらに1992年には、スペインのカタルニア州トルトサ市に自社農園を設立し、海外展開を強化しました。

主要な沿革

企業の重要な出来事をまとめると以下の通りです：

• - 1940年：服部和一郎が香川県のオリーブ試験場を視察。
• - 1942年：牛窓町にオリーブ園を開園。
• - 1949年：日本オリーブ株式会社として法人化し、化粧用油を発売。
• - 1973年：業界初のオリーブ果汁を配合した化粧水を発表。
• - 1992年：スペインに自社のオリーブ園を開設。
• - 2021年：岡山大学と協力し、新しい抗酸化成分を配合した化粧水を発表。

生産拠点

日本オリーブの本社工場は、岡山県瀬戸内市牛窓町に位置し、以下のような商品を製造しています：

• - 苗木
• - 食品：特に「エキストラバージンオリーブオイルうしまど」が評価され、国内外の品評会で受賞歴があります。
• - 化粧品：「オリーブマノン 化粧用オリーブオイル」は創業当初から人気があり、他にもご当地スキンケア用品として知られる「オリーブマノン グリーンローション」があります。

特別なエピソード

1972年には、哲学者プラトンに由来するオリーブ樹を譲り受けました。現在も増やされたプラトンゆかりの木が本社前庭に立ち並んでいます。また、日本の人気キャラクターであるウルトラマンエースが登場するテレビ番組のスポンサーとなったことも、ブランドの認知度向上に寄与しました。

地域への貢献

1994年からは毎年牛窓オリーブ収穫祭を主催し、地域振興に積極的に寄与しています。加えて、JAPAN牛窓国際芸術祭を開催し、文化的な交流も推進しました。日本オリーブ株式会社は、オリーブの可能性を追求しながら、地域社会に根付いて貢献し続ける企業としての道を歩んでいます。

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