日本バレーボール協会

公益財団法人日本バレーボール協会（略称：JVA）は、日本国内におけるバレーボール全般において、統括的な役割を担う非営利法人です。1927年に設立されたこの団体は、バレーボールの普及や選手の育成、さまざまな大会の運営など、多岐にわたる活動を展開しています。名誉総裁には憲仁親王妃久子が就任しています。

沿革

日本バレーボール協会は、1927年に大日本排球協會として設立され、その後1946年に日本排球協会に改称、さらに1947年には現在の日本バレーボール協会に改名されました。1951年には国際バレーボール連盟（FIVB）に加盟し、1973年に財団法人に移行。2011年には公益財団法人として新たなスタートを切りました。

これまでに歴代の会長は、平沼亮三、佐々木道雄、西川政一などが務め、その後も複数のリーダーによって指導と発展が進められています。現在の会長は川合俊一氏です。

主な大会

日本バレーボール協会は、さまざまな大会を開催しています。特に、6人制バレーボールでは以下の大会があります：

- 天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会
- 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会
- 全日本バレーボール大学男女選手権大会

また、9人制バレーボールやビーチバレーの大会も用意されており、全国の選手たちがその舞台で技を競っています。

加盟団体

日本バレーボール協会には、多数の加盟団体があります。これには、日本ビーチバレーボール連盟、全日本大学バレーボール連盟、全国ママさんバレーボール連盟などが含まれ、各種の年齢やレベルに応じた活動を支援しています。

Project CORE

日本バレーボール協会は、バレーボールの活性化を目指し、Project COREという取り組みを進めています。このプロジェクトは、指導方法の策定、バレーボール教室の拡充、有望選手の発掘、及び選手強化を柱にしています。特に、2020年東京オリンピックに向けた選手強化に力を入れ、強化選手として男子10名、女子8名を選出しました。

この取り組みの基本理念は、日本バレーの魅力を引き出し、楽しみながら挑戦していくことにあります。

アンバサダーとスポンサー

日本バレーボール協会には、元代表選手の朝日健太郎氏や竹下佳江氏がアンバサダーとして活動しており、バレー界の発展をサポートしています。また、カプコンや久光製薬、全日本空輸など、多くの企業が協会のスポンサーとして貢献しています。

課題と展望

最近の取り組みでは、中学校での長身選手の発掘育成にも力を入れています。しかし、2015年度には5期連続で赤字を計上し、2016年からは新たにコンプライアンス委員会を設置するなどの改革に取り組んでいます。未来に向けて、日本バレーのさらなる成長と国民への夢を届けるため、活動を続けています。

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