日本フットサル連盟

日本フットサル連盟

一般財団法人日本フットサル連盟（Japan Futsal Federation）は、日本サッカー協会（JFA）の傘下に位置し、日本国内のフットサルを統括する組織です。1977年に日本ミニサッカー連盟としてスタートし、1995年に現在の名称に改称されました。この組織は、フットサルの発展や普及に寄与してきた重要な団体です。

設立の背景と歴史

日本フットサル連盟は、1977年11月12日に設立され、初代会長には竹腰重丸が就任しました。設立当初は、日本サッカー協会の下部組織として、日本ミニサッカー連盟として活動を開始しました。1985年には、全国小学生総合ミニサッカー大会を初めて実施。これにより、サロンフットボール、ガーデンフットボール、ミニサッカーという3種類のサッカーが競われる場が提供されました。この大会は10年にわたって続き、その後、JFAに移管されて全日本U-12フットサル選手権大会として新たにスタートを切りました。

1990年代に入ると、日本のフットサル環境は著しく整備されていきました。1994年にはJFA内にフットサル委員会が設立され、47都道府県のサッカー協会にも同様の委員会が設置されました。1995年4月に日本ミニサッカー連盟は、日本フットサル連盟へと改名し、焦点をフットサルに絞った活動を展開するようになりました。

1996年には、全日本フットサル選手権大会が開催され、全国選抜チームによる一大イベントとなりました。この大会は、今も続いているフットサルの主要な大会の一つであり、フットサル人口の増加につながっています。

主な大会と活動

日本フットサル連盟は、フットサルに関するさまざまな大会を主催しています。主な大会には、1985年に始まった全国選抜フットサル大会や、2001年に開始されたFUTSAL地域チャンピオンズリーグ、2008年から開催されている全国女子選抜フットサル大会（トリムカップ）などがあります。さらに、2014年に始まった地域女子チャンピオンリーグも、その活動の一環として注目されています。

また、連盟が主管として関わる大会には、JFA全日本フットサル選手権大会（PUMA CUP）や、JFA全日本女子フットサル選手権大会があります。これらの大会は、国内のフットサルにおける技術と戦術の向上を促進する役割を果たしています。

フットサルの独立と今後の展望

2007年には、日本初のプロフットサルリーグであるFリーグが発足し、日本におけるフットサルの新たな時代の幕開けとなりました。2022年には、Fリーグが日本フットサル連盟から独立し、一般社団法人日本フットサルトップリーグが設立されたことにより、フットサルの運営体制がさらに充実していく見込みです。

日本フットサル連盟は今後も、フットサルの普及と競技レベルの向上を目指し、各種大会の開催及び選手・指導者の育成に努めていくことでしょう。フットサルは、サッカーとは異なる特徴を持ちながらも、サッカーへとつながる魅力的なスポーツとして、多くの人々に愛され続けていくことが期待されます。

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