日本格付研究所

株式会社日本格付研究所について

株式会社日本格付研究所（Japan Credit Rating Agency, Ltd.）は、国内において非常に重要な役割を担う格付会社の一つです。1985年に設立され、その後35年以上にわたって金融市場や企業の動向を分析を行い、信用リスクの評価を提供してきました。特に、長期・短期の債券に対する格付業務を中心に展開しており、日本の資本市場において信頼性の高い情報源として認知されています。

概要

• - 商号：株式会社日本格付研究所
• - 英文名：Japan Credit Rating Agency, Ltd.
• - 設立：1985年4月1日
• - 所在地：東京都中央区銀座5丁目15番8号 時事通信ビル10階
• - 資本金：5億8400万円
• - 代表者：代表取締役社長 髙木祥吉

沿革

日本格付研究所は、設立以来千数百回にわたる信用格付を実施してきました。以下、重要な沿革についての詳細です。

• - 1985年4月：株式会社日本格付研究所を設立。初代社長には、渡辺武が就任。
• - 1986年7月：円建外債の格付を開始。
• - 1987年7月：国内債券の格付を本格的に導入。
• - 1988年12月：コマーシャルペーパーの格付サービスを開始し、活動の幅を広げる。
• - 2002年9月：学校法人や医療法人の格付業務に乗り出す。
• - 2006年3月：金融庁によってバーゼルⅡ基準に適した格付機関として認定され、さらなる信頼性が確立される。
• - 2007年9月：米国証券取引委員会（SEC）においてNRSRO（Nationally Recognized Statistical Rating Organization）として登録される。
• - 2010年9月：金融庁に信用格付業者として正式に登録される。
• - 2011年1月：欧州連合（EU）から格付会社規制に関する証明を受け、国際的な信用も得る。

事業内容

日本格付研究所の主な業務は、債券格付けだけにとどまらず、金融市場や企業の動向に関する調査リサーチを広範囲にわたって行う点です。その結果、各種金融商品の発行者や投資家に対して、信頼できる情報と分析を提供しています。これにより、適切な投資判断を助けると共に、企業や金融機関にとってもリスク管理の一環となる重要な役割を果たしています。

また、政治経済に関する調査研究も手掛けており、国内外の政治的・経済的な変化が市場に与える影響を分析し、今後の展望を考察しています。これらの調査結果は、格付評価の根拠としても活用され、より深い分析を提供します。

日本格付研究所は、信用格付業界においても大変な信頼を得ており、今後も金融市場の健全性向上に寄与していくことが期待されています。

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