日本製紙連合会

日本製紙連合会（にほんせいしれんごうかい、英称: Japan Paper Association）は、日本国内における製紙業及びパルプ製造業の業界団体です。略称は「製紙連」です。この団体は、新たな技術や知識の獲得、業界全体の健全な成長に寄与することを目的として、さまざまな活動を行っています。

概要

日本製紙連合会の所在地は東京都中央区銀座三丁目9-11にある紙パルプ会館で、会長は日本製紙の社長である野沢徹氏が務めています。活動内容には、会員同士の意見交換、製紙業に関する調査研究や統計情報の提供、広報活動などが含まれています。このような活動を通じて、製紙産業に関連する情報を整理・提供し、業界全体の活性化を図っています。

沿革

日本製紙連合会の歴史は1946年4月に創設された「紙及びパルプ工業会」に始まります。1947年1月には「紙及びパルプ協会」に改組され、その2年後には解散し、業種別団体が設立されました。具体的には、パルプ工業会、日本洋紙会、板紙連合会、機械すき和紙同業会の四つの団体が設けられました。

1955年5月にはこれらの団体が統合され、「紙・パルプ連合会」として新たに設立され、その後1958年に「日本パルプ材協会」を吸収。また1972年4月には板紙連合会との合併が行われ、日本製紙連合会が誕生しました。2005年6月には、紙パルプ経営者懇談会との統合が行われ、現在の形に至っています。

会員構成

日本製紙連合会の正会員には、製紙業及びパルプ関連企業が参加しています。また、団体会員としては、以下のような専門団体が含まれます：

- 紙パルプ技術協会
- 機械すき和紙連合会
- 日本色板紙工業組合
- 全国中芯原紙工業組合
- 全国内装用段ボール原紙工業組合
- 全日本紙管原紙工業組合

上記の団体と連携することで、業界全体の知識と技術の向上を目指しています。

まとめ

日本製紙連合会は、日本の製紙業界を根本から支える重要な組織です。会員同士の情報交換や共同研究を促進し、業界の発展に寄与しています。製紙業における重要な役割を果たすこの団体は、現在も新たな挑戦に対し積極的に取り組んでおり、より強固な業界作りに貢献しています。また、一般の人々に製紙業界の現状を理解してもらうための広報活動にも力を入れています。

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