明石健志

明石 健志

明石健志（あかし けんじ、1986年1月9日生まれ）は、北海道旭川市出身の元プロ野球選手で、内野手と外野手として福岡ダイエーホークス及び福岡ソフトバンクホークスに所属していました。右投左打の選手で、現役を引退後は2023シーズンから同チームの二軍打撃コーチとして新たなキャリアをスタートさせました。

経歴

プロ入り前

明石は、兄の影響で小学校2年生から野球を始め、小学校高学年の頃には三塁手と遊撃手を担当していました。中学校進学後は、旭川大雪ウィナーズで「3番・遊撃手」として活躍し、全国大会で準決勝進出や優勝に貢献し、MVPを受賞しました。高校は山梨学院大学附属高校に進み、2年生時に二塁手に転向。関東大会出場にも貢献し、実力を発揮する選手へと成長していきました。

プロ入りは2003年のドラフトで福岡ダイエーホークスから4位で指名され、契約金5000万円で入団。その後、背番号36でプロ生活をスタートしました。

ダイエー・ソフトバンク時代

2004年に一軍デビューし、一打席目で三塁打を放つなど鮮烈な印象を残しました。しかし、その後はケガや実力の波に悩まされ、一軍での出場が限られるシーズンもありました。2006年には肩を痛め、一軍での出場は叶いませんでした。

2007年から2008年にかけて徐々に出場機会が増え、特に2009年にはプロ入り以来初の猛打賞を記録し、注目を浴びました。2010年代には、パ・リーグの規定打席にも初めて到達し、全ポジションでの起用を実現する程のユーティリティプレイヤーとしての地位を確立しました。2015年には日本シリーズでの活躍が評価され、優秀選手賞を獲得し、チームの勝利に大きく貢献しました。

2017年からは背番号を36から8に変え、腰痛などの影響もありつつも103試合に出場しました。特に、2018年には日本シリーズでの活躍が光り、再びチームの優勝に貢献。このころから怪我に悩まされつつも、キャリアの集大成を迎えました。

2022年、明石は現役最後のシーズンを迎え、通算648安打を記録。引退試合では、自身の代打として出場しファンに感謝を伝えるセレモニーが行われました。

引退後

引退後の2023年からは二軍打撃コーチに就任し、これまでの経験を生かして若手選手の育成に取り組んでいます。明石は自身の華やかな選手生活と共に、今後の野球界にも影響を与える役割を果たしています。

特徴と人物

明石の最大の特徴は、内野ならどこでも守れるユーティリティプレイヤーであることです。また、プロ入り前からその身体能力の高さを示し、特にスピードや盗塁技術に長けていました。打撃では特に三塁打の多さが目立ち、「ミスタースリーベース」とも呼ばれました。

人物面では、福岡ダイエーホークスのファンであり、憧れの選手秋山幸二に影響を受けています。また、同じ旭川出身のお笑い芸人と親しい関係にあり、地元からの期待が彼に集まっています。明石の今後の展望に注目が集まります。

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