『星のカービィ2』(Kirby's Dream Land 2)
『
星のカービィ2』は、
1995年3[[月21日]]に
任天堂から発売された
ゲームボーイ用の横スクロール
アクションゲームです。この作品は、
ゲームボーイ用ソフトとしてのナンバリングでは「2」に当たりますが、実際には『
星のカービィ』シリーズの第3作であります。前作である『
星のカービィ 夢の泉の物語』の続編として、カービィがダークマターの悪事を阻止するためにプププランドを舞台に冒険するストーリーが展開されます。
開発と制作
本作は
ハル研究所によって開発され、
プロデューサーには前作に引き続き
岩田聡と
宮本茂が就任しています。
ディレクターは前作でマップデザインを担当した下村真一が務め、音楽は安藤浩和と池上正が担当しています。なお、クリエイターの
桜井政博は本作には関わっておらず、彼が不参加の初めてのナンバリングタイトルです。
ゲームの特徴
『
星のカービィ2』の魅力は、前作同様カービィが敵の能力をコピーして攻略するアクション要素にあります。但し、コピーできる能力の種類は前作から減少し、7種類に制限されています。しかし、カービィの仲間であるリック、カイン、クーと合体することで、攻撃や性能が変化し、実質的には28種類の攻撃形態を楽しむことができます。特に本作では、
水中での戦闘にも対応しており、他のコピー能力を使いながらも探索が可能です。
ステージ構成
ゲームは全7つのレベルで構成され、それぞれ異なるテーマのステージがあります。例えば、LEVEL 1の「グラスランド」は草の
島で、初めてリックが登場します。LEVEL 2の「ビッグフォレスト」では、
森林を舞台にクーが初めての友情を見せます。LEVEL 3の「リップルフィールド」では
水中エリアが多く、さらにLEVEL 4の「アイスバーグ」では凍り付いた床を滑り進む挑戦が待っています。
LEVEL 5の「レッドキャニオン」では急峻な地形がプレイヤーを待ち受け、LEVEL 6の「クラウディパーク」では雲の中を冒険する楽しさが描かれています。そして最終ステージのLEVEL 7「ダークキャッスル」では、数々の中ボスとの戦いが待ち受け、サクッとカービィを再び楽しませてくれます。
仲間とボス
本作では新たに仲間を使うシステムが導入され、3匹の仲間たち=リック(
ハムスター)、カイン(
マンボウ)、クー(
フクロウ)がカービィを手助けします。彼らはそれぞれ異なるスキルを持っているため、状況に応じて使い分けることが重要です。
ボスたちも多彩で、ウィスピーウッズやアイスドラゴン、そして最終的にはデデデ大王やダークマターとの戦いが展開されます。特にダークマターとの戦いはゲームのクライマックスを飾り、シリーズ初の隠しボス要素があるのも大きな特徴です。
移植と評価
『
星のカービィ2』は後に
ニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして販売され、
2012年には
ニンテンドー3DSの
バーチャルコンソールでも配信されました。また、2023年からは『
ゲームボーイ Nintendo Switch Online』に収録され、多くのファンに親しまれています。ゲームのレビューでは、ファミコン通信のクロスレビューで高得点を得るなど、多くのプレイヤーから高く評価されています。
結論
「
星のカービィ2」は、様々なテーマのステージと多彩な仲間システム、そして驚きのボス戦でプレイヤーを楽しませる、まさに名作の一つです。バラエティ豊かなゲームプレイが魅力的であり、今でも多くのファンに支持されています。