春風亭昇りん

春風亭昇りんのプロフィール

春風亭昇りん（しゅんぷうてい しょうりん）は1991年4月5日生まれで、落語芸術協会に所属する落語家です。本名は須貝孝広で、血液型はO型です。彼は著名な落語家、春風亭昇太の弟子として知られています。

学歴背景

昇りんは山形県立上山明新館高等学校を卒業し、続いて東京農業大学に進学しました。在学中は落語研究会に参加し、そこで落語に対する熱意がさらに深まりました。この経験が、彼の落語家としての人生を決定づける重要なものとなりました。

落語家としての歩み

2016年の2月、昇りんは春風亭昇太に入門し、前座名として「昇りん」が与えられました。彼はその後5月に楽屋入りを果たし、着実に高座への道を歩んでいきました。

昇りんは2020年6月9日に浅草演芸ホールで「元犬」という演目を披露し、前座としての最後の高座を務めました。その後、同月の中席において三遊亭仁馬や昔昔亭昇と共に二ツ目に昇進しました。昇進は彼にとって大きな節目であり、ここから彼の活動はさらに広がりを見せることとなります。

2021年には、落語芸術協会の若手ユニット「ルート9」を結成しました。このユニットは、若手落語家と講談師から成る9名で構成されており、昇りんはその中でメガネちーむというサブユニットを結成しました。このユニット活動は、彼に新たな挑戦の場を提供しており、さらなる成長を促しています。

受賞歴

昇りんは2024年に令和6年度尾久おひねり亭創作落語大賞で金賞を受賞するなど、その実力が認められています。約36年ぶりに山形県出身の落語家が二ツ目昇進を果たしたことも特筆に値します。

人柄と趣味

昇りんは、実家がりんご農家であるため、その名前にも「りん」が含まれています。彼は仲間との関係を非常に大切にしており、同期の三遊亭仁馬や昔昔亭昇とはとても仲が良いです。クリスマスには毎年プレゼント交換を行っており、友情を深めています。また、2020年以降は二ツ目に昇進したことを契機に、自ら落語会を開催してプレゼント交換を続けています。

昇りんは趣味として美術鑑賞を楽しんでおり、さまざまな文化や芸術から影響を受けていることでしょう。

メディア活動

昇りんは、その活動の幅を広げメディアにも登場機会が増えています。2022年からは『笑点』にも座布団運びアシスタントとして出演し、より多くの人に彼の存在が知られるようになりました。また、ラジオや雑誌での紹介もあり、2021年には「anan」で特集が組まれました。さらに、YouTubeチャンネルでもルート9としての映像が公開され、ファンと直接触れ合う機会も増えています。

昇りんは、若手落語家としての成長著しい彼の活動を今後も楽しみにしたいと思います。彼は仲間と共に切磋琢磨しながら、落語の世界で新たな風を吹き込んでゆくことでしょう。

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