暁千星

暁 千星（あかつき ちせい）

概要

暁 千星（あかつき ちせい）は、宝塚歌劇団星組に所属する男役で、現在は星組の2番手スターとして活躍しています。広島県福山市で生まれ、福山暁の星女子中学校を卒業。173cmの身長を活かし、華やかな舞台でのパフォーマンスに定評があります。愛称は「ARI」。

来歴

暁は2010年に宝塚音楽学校に入学し、2012年に98期生として卒業後、宝塚歌劇団に入団。初舞台は宙組公演「華やかなりし日々／クライマックス」で、ここから彼の華々しいキャリアが始まります。入団から間もなく、2013年には阪急阪神の初詣ポスターモデルに起用されるなど、その存在感を示しました。

その後、月組に所属し、ダイナミックなダンスと魅力的なルックスで注目を集めます。2014年には新人公演「明日への指針」で初主演を果たし、それ以降も4回にわたり主演を務める等、着実に実力を養います。2015年にはバウホール公演「A-EN ARI VERSION」で初主演を果たし、2017年には「Arkadia」で単独初主演となりました。

2022年には「ブエノスアイレスの風」という公演で東上公演初主演を務め、その翌日には星組に組替えされました。2023年には、トップスター・礼真琴が休演した際に主役ロナン役に抜擢されました。この作品は、彼にとって月組時代の新人公演で主演した役でもあり、特別な意味を持ちました。博多座公演「ME AND MY GIRL」でも、役替わりで主演を務めるなど、ますます活躍の場を広げています。2024年には星組の新しい2番手として昇格し、「夜明けの光芒」で再び東上公演主演を果たすことになります。

人物

暁千星の父親は元プロ野球選手の山内和宏で、幼少期から父の影響を受けて育ちました。5歳の頃からバレエを習い始め、一時期はバレリーナを目指していましたが、高校入試の際に身長が172cmに達したことで、その道を断念しました。そこで出会った新しい夢が宝塚の男役という職業でした。彼の持つ華やかな美しさと、力強い表現力は、バレエの経験から培ったものでもあります。

主な舞台

暁千星は多くの舞台に出演してきました。初舞台となる「華やかなりし日々」以降、数々の作品での重要な役を演じています。特に新人公演では多くの主演を務め、その実力を証明しました。代表作には「1789-バスティーユの恋人たち」、「ME AND MY GIRL」、「出島小宇宙戦争」などがあります。彼の演技は、観客を魅了する存在感と感情表現が特徴です。

受賞歴

その実力と努力は、数々の受賞歴にも表れています。2015年には「阪急すみれ会パンジー賞」新人賞を受賞し、2018年には宝塚歌劇団年度賞の新人賞を獲得、2023年には努力賞も受賞しました。

今後の展望

今後も暁千星の成長と活躍が楽しみです。彼は、これからも宝塚歌劇団を代表するスターとして、多くの舞台で新たな役に挑戦し続けるでしょう。今後の作品にも注目していきたいと思います。

もう一度検索