有明ガーデン

有明ガーデンの概要

有明ガーデンは、東京都江東区有明に広がる多目的複合施設で、あらゆるニーズに応える多彩な設備が整っています。この大型開発は、国家戦略特区に選定され、住友不動産が手掛けたプロジェクトです。

開発の背景

住友不動産は、2010年に都から10ヘクタール以上の開発用地を取得しました。最初の計画は主に住居を中心にしたものでしたが、東日本大震災の影響を受けて具体的な計画は決まらずにいました。しかし、東京五輪の開催決定を受けて、東京湾岸地域の開発が活気を帯び、その中で有明に多様な施設を兼ね備えた複合開発を進めることになりました。

2020年の開業を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響で、最初の予定から何度か延期され、最終的には2020年の6月にオープンしました。

施設の構成

有明ガーデンは、ショッピングモールを中心に様々な施設が配置されています。南西側にはホテルやイベントホール、温泉施設があり、北東側では劇場や屋外スペースが楽しめます。また、南東側には3棟のタワーマンションがそびえ立っています。

ショッピングシティ 有明ガーデン

この商業施設は、住友不動産による初の大型ショッピングモールで、地下1階と地上5階からなります。主なテナントには、イオンスタイル有明ガーデンがあり、203店舗が運営されています。特に注目すべきは、セミセルフレジやスマートフォンを利用したセルフスキャンシステム「レジゴー」を導入している点です。

ホテルとイベントホール

有明ガーデン内には、地下1階・地上16階建ての「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド東京有明」があり、749室の客室を提供しています。また、地下1階・地上6階の「東京ガーデンシアター」は約8,000人を収容でき、国際会議や音楽ライブも行われます。

温浴施設と劇場

5階と6階に広がる「泉天空の湯」は、さまざまな温泉や露天風呂を楽しめる施設です。また、有明四季劇場も整備されており、初の公演である『ライオンキング』が無期限で上演されています。

周辺の環境と交通

有明ガーデンは、交通アクセスも便利で、ゆりかもめやりんかい線といった公共交通機関でのアクセスが容易です。近隣にはバスターミナルもあり、羽田空港行きのリムジンバスなどが発着します。

それに加え、施設内には、住民向けのサービスやイベントスペースも用意されており、地域のコミュニティとも連携した取り組みも行われています。広々とした有明ガーデンは、ショッピングだけでなく、様々な体験ができる場所として、多くの人に支持されています。

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