望月惇志

望月惇志のプロフィールと経歴

基本情報

望月惇志（もちづき あつし）は、1997年8月2日生まれで、神奈川県横浜市港南区出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手でした。彼は子供の頃から野球に親しみ、特にストレートの速球を武器としていました。

プロ入り前

望月は5歳で野球を始め、横浜市立芹が谷小学校では「東芹が谷ジュニアフェニックス」に所属。その後、横浜市立芹が谷中学校では「横浜南ボーイズ」の一員として活動しました。横浜創学館高校へ進学した彼は、2年生の春からチームに加わり、3年生の時にはストレートで148km/hを記録しました。しかし、甲子園大会には出場できないままでした。

2015年のドラフトで、阪神タイガースから4位指名を受け、契約金4000万円、年俸500万円で入団。背番号は61に決まりました。

プロ入り後のキャリア

初年度（2016年）

入団翌年の2016年、望月は春季キャンプで二軍でのトレーニングを始めました。初の公式戦ではオリックス・バファローズを相手に先発し、5回無失点という好投でプロ初勝利を記録します。この年、彼はウエスタン・リーグで14試合に登板し、5勝3敗を挙げました。

9月30日には一軍に昇格し、10月1日に対巨人戦でメジャーデビューを果たします。最初の対戦打者を打ち取った際には、自己最速の153km/hを記録しました。この試合で無失点に抑え、チームはレギュラーシーズンを勝利で締めくくりました。

2017年から2019年

2017年は腰痛に悩まされ、長い療養を余儀なくされましたが、8月に復帰し、ウエスタン・リーグで再び5勝を挙げました。シーズン終了後には腰部ヘルニアの手術を受けます。

2018年には、手術からの回復もあり、7月には2年ぶりの一軍登板を果たし、5者連続奪三振を記録しました。また、この年は37試合に登板し、防御率4.20を記録しましたが、勝利やセーブはありませんでした。

2019年には沖縄での春季キャンプに参加し、オープン戦で159km/hをマーク。その後、先発としての登板を果たし、8月22日の対DeNA戦で初勝利を挙げました。ただし、クライマックスシリーズでは失敗も経験しました。監督からは前向きに評価されました。

2020年以降

2021年は一軍の登板がなかったものの、二軍での成績は芳しくなく、シーズン後に自由契約となりました。翌年には育成選手として再契約し、2022年には右肩の手術を受けました。そして2023年のシーズンでは、ウエスタン・リーグで13試合に登板し、10月に戦力外通告を受け、11月に現役引退を決心しました。

引退後の活動

望月は2024年からタイガースアカデミーのコーチとして新たなキャリアをスタートしました。今後は若い選手たちの指導に力を入れることでしょう。

選手としての特徴

彼の最大の特徴は、190cmの身長から繰り出す最速159km/hのストレートです。多彩な変化球も持っていましたが、制球力には課題がありました。また、好きな食べ物はたこ焼きで、愛称は「モッチー」です。目標とする選手は藤川球児で、彼のピッチングスタイルを参考にしていました。2021年には一般女性と結婚し、新たな生活を歩んでいます。

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