本多灯

本多 灯（ほんだ ともる）

本多灯は2001年12月31日生まれの日本の男子競泳選手で、神奈川県横浜市出身です。専門種目はバタフライと個人メドレーであり、2020年東京オリンピックの男子200mバタフライでは銀メダルを獲得しました。また、男子200mバタフライの短水路世界記録を保持している優れた選手でもあります。身長は173センチメートルです。

経歴

本多は横浜市立二つ橋小学校、鶴見大学附属中学校を経て、日本大学藤沢高校を卒業しました。その後、日本大学スポーツ科学部に在学しており、学生としての活動も続けています。水泳は幼少期に兄の影響を受けて始め、中学時代にはアリーナつきみ野スイミングスクールで、萱原茂樹から指導を受けました。

2017年には第72回国民体育大会の少年男子B 400m自由形で見事に優勝し、翌年のジュニアパンパシフィック選手権では男子200mバタフライで銅メダルを、男子4×100mメドレーリレーでは銀メダルを獲得します。また、2019年には全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会の200mバタフライで優勝し、世界ジュニア水泳選手権で銀メダルを獲得しました。

2020年には日本学生選手権で男子400m個人メドレーに優勝し、その後の日本選手権で200mバタフライ初の優勝を達成します。2021年にはジャパンオープンでも男子200mバタフライで優勝し、東京オリンピックの代表選手に選出されました。オリンピックでは準決勝を突破し、決勝で2着となり見事に銀メダルを手に入れました。 この際、自身のベストタイムを更新する成績を残しました。

その後も着実に成果を出し続け、2022年には世界水泳選手権で銅メダルを獲得し、10月には日本短水路選手権で男子200mバタフライの世界新記録を達成する快挙を達成しました。また、2023年にはアジア競技大会で個人競技と団体競技共に好成績を収め、2024年の世界水泳選手権では金メダルを獲得しました。これは、日本男子がバタフライで金メダルを取った初めての記録であり、非常に意義深いものとなっています。

人物

本多は大会の際に独自のパフォーマンスとして、筋肉を強調した「マッスルポーズ」を披露し、このスタイルが彼の代名詞となっています。また、「灯」という名前には「周りを明るく照らす存在になってほしい」という願いが込められており、本人もその名前に由来して明るい性格であると自認しています。

脚注

彼の活動は今後も多くの期待を寄せられ、さらなる活躍が期待されています。特に、今後の国際大会やオリンピックでのパフォーマンスに注目が集まります。

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