本銚子駅

本銚子駅について

本銚子駅（もとちょうしえき）は、千葉県銚子市清水町に位置する銚子電気鉄道銚子電気鉄道線の駅です。駅番号はCD04です。単式ホーム1面1線を有する地上駅で、木造平屋建ての駅舎が特徴的です。

歴史

本銚子駅の歴史は、1913年（大正2年）に銚子遊覧鉄道銚子遊覧線の駅として路線とともに建設されたことから始まります。

1913年（大正2年）12月28日: 銚子遊覧鉄道の駅として開業。
1917年（大正6年）11月20日: 銚子遊覧鉄道の解散に伴い路線が廃止となり、一時営業を終了。
1923年（大正12年）7月5日: 銚子鉄道銚子鉄道線の駅として改めて開業し、駅舎が新設されました。
1948年（昭和23年）8月20日: 銚子電気鉄道の設立に伴い、銚子鉄道から譲渡され、引き続き銚子電気鉄道の駅として営業。
1995年（平成7年）6月24日: 当駅と笠上黒生駅との間で列車衝突事故が発生。
2008年（平成20年）1月1日: 完全無人化。
2016年（平成28年）: ヒゲタ醤油が命名権を取得し、「ヒゲタ400年玄蕃の里」の愛称が1年間付けられました。
2017年（平成29年）:
6月1日: 京葉東和薬品が命名権を取得し、「上り調子 本調子 京葉東和薬品」の愛称が付けられました（契約は更新されています）。
8月26日 - 27日: 日本テレビ『24時間テレビ40』のプロジェクトにより駅舎が改修されました。

駅構造

本銚子駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎は木造平屋建てで、簡易な駅務室と待合室が併設されています。駅のすぐ近くには銚子市立清水小学校があり、2007年12月までは通学時間帯のみ駅員が配置されていましたが、合理化のため2008年以降は完全無人化されました。

駅舎について

1923年に建てられた駅舎は、築後百年近くが経過し老朽化が著しかったため、全面的な改修または建て替えが望まれていました。しかし、銚子電気鉄道には建て替えの予算がなく、2000年代に入ると修復が行われていない箇所が目立っていました。

2017年8月26日 - 27日には、日本テレビ系列『24時間テレビ40』の企画で、ヒロミさんがリフォームを手掛けました。これは、主な利用者である銚子市立清水小学校の生徒からの依頼によるもので、外壁、屋根、待合室内が一新され、レンガ様式の外壁で大正モダン風の駅舎に生まれ変わりました。待合室内には、清水小学校の生徒が制作したステンドグラスが飾られています。

リフォームと同時に駅舎内の掛け時計も新調されましたが、2018年に盗難に遭いました。その後、鉄道ファンから別の時計が寄贈されましたが、2020年10月には再度盗難に遭いました。

利用状況

2019年度の1日平均乗車人員は77人です。駅前にある清水小学校への通学に利用する小学生が多いのが特徴です。

駅周辺

駅全体が切り通しの中に位置しており、周辺は林となっています。アジサイの開花シーズンには、ホームの反対側の植え込みから隣駅の笠上黒生駅間にかけて多くのアジサイが咲き誇ります。駅の東側には「清愛橋」という跨線歩道橋があり、そこから銚子電気鉄道線と駅を一望できるため、写真撮影の名所となっています。駅の北側には漁港を抱える本銚子地区があり、飲食店や酒場が多く、南側には住宅地が広がっています。

駅周辺の主な施設:

千葉県道254号銚子公園線
銚子市立第一中学校
銚子市立明神小学校
銚子市立清水小学校
浅間・愛宕神社
銚子愛宕郵便局
銚子植松郵便局
田原缶詰本社
吉田東伍終焉碑（海静寺）
後飯町公園
* 天狗湯跡地

隣の駅

銚子電気鉄道

■銚子電気鉄道線

観音駅（CD03） - 本銚子駅（CD04） - 笠上黒生駅（CD05）

脚注

銚子電気鉄道公式サイト

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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