札幌市民ホール

札幌市民ホールについて

札幌市民ホールは、札幌市中央区にある重要な文化施設で、2008年に大和リースによって設立されました。老朽化した札幌市民会館の後を引き継ぐ形で設立されたこのホールは、愛称が「カナモトホール」であり、市民交流の場として様々なイベントに利用されています。この名称は、ネーミングライツを取得した企業に由来しています。

歴史

札幌市民ホールの前身は、かつての札幌市民会館です。この会館は1926年に「札幌市公会堂」として建設された後、1948年に「札幌市中央公民館」と改称され、1949年には「札幌市民会館」となりました。長い間市民文化活動の拠点として機能していましたが、耐震性の不足や老朽化が問題となり、2007年には閉館することが決まりました。

その後、札幌市は市民会館の跡地に暫定的な施設を設けることを決定し、2008年に新たに札幌市民ホールを開館しました。このホールは、先代の市民会館から受け継がれた機器を用いており、舞台照明や緞帳などが残されています。

施設の概要

札幌市民ホールは多機能な設計になっており、以下の主要な施設があります。

• - 大ホール: 大規模なイベントやコンサートが開催可能なスペース。
• - 楽屋: 四つの楽屋があり、必要に応じて六室に分割して使用できます。
• - 会議室: 五つの会議室があり、こちらも分割使用により六室を実現可能です。
• - スタッフルーム、主催者事務室、控室: イベント運営に必要な事務スペース。
• - ホワイエ: 来場者の待機スペース。
• - コンビニエンスストアも併設: 利便性を高めています。

アクセス

札幌市民ホールは、札幌市役所の近くに位置しており、向かいにはさっぽろテレビ塔があります。アクセスも良好で、札幌市営地下鉄大通駅からは31番出口を出てすぐにホールに到着できます。また、JR札幌駅からも徒歩約15分と便利な立地です。

ネーミングライツの歴史

最初のネーミングライツは、旅行会社のわくわくホリデーが取得し、愛称が「わくわくホリデーホール」に改められました。しかし、2018年には新たに「カナモト」という名前が採用されることが決まり、2019年から現在の「カナモトホール」として運営が行われています。このように、札幌市民ホールは、地域とのつながりを大切にしながら、その名称自身も市民に親しまれる存在となっています。

まとめ

札幌市民ホールは、地域の文化的な交流の場として重要な役割を果たしています。老朽化した札幌市民会館に代わり、現在も多様なイベントや活動が行われ、市民の文化との接点となっています。文化的活動を支えるこのホールは、今後もさらなる発展が期待される場所なのです。

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