杉本美香

杉本 美香

杉本美香（すぎもと みか）は、1984年8月27日生まれの日本の柔道家です。主に78kg超級の階級で活躍し、現在はコマツ女子柔道部のコーチを務めています。身長166cm、体重97kgの体格を持ち、右組みである彼女は得意技として払腰を持っています。彼女の道のりは、幼少期のスポーツを通じた挑戦から始まり、数々のタイトルを獲得した素晴らしいキャリアがあります。

人物紹介

美香は兵庫県伊丹市に生まれました。初めは硬式テニスに親しんでいましたが、すぐにその魅力に馴染めず、柔道に転向しました。伊丹土曜柔道教室での経験が後の成功へとつながります。夙川学院中学校では、全国中学校[[柔道大会]]の団体戦で優勝。今年はさらなる飛躍を遂げるために大阪市立汎愛高等学校へ進学し、この時期から彼女の柔道キャリアは本格的に始まりました。高校時代には全国選手権での優勝が見られ、将来のオリンピック選手として期待されていました。

筑波大学に進学後は、さらなる成長を遂げ、シニア選手権でも次第に頭角を現します。しかしながら、この階級の第一人者である塚田真希選手に対しては、なかなか勝数を重ねることができませんでした。そうした課題を克服しつつ、彼女は2007年に筑波大学を卒業しました。

引退とその後

2012年11月には現役を引退しコマツ女子柔道部のコーチとして新たなキャリアを歩み始めました。引退後は、柔道教室や普及活動を通じて、柔道の魅力を次世代に伝えることにも積極的に取り組んでいます。また、2015年には八王子市立松が谷中学校で講話を行い、地域コミュニティに対する貢献も果たしました。2018年8月27日には一般男性との結婚を公表し、人生の新たなステージに進んでいます。

経歴と戦績

杉本は数多くのタイトルを獲得してきた選手であり、その戦績は豪華です。2009年には塚田選手に勝利し、体重別選手権で優勝。その後も数回の全日本選手権での上位入賞を果たしています。特に、2010年の世界選手権での二階級制覇は彼女のキャリアのハイライトの一つでしょう。

加えて、2011年にはパリでの世界選手権での活躍が際立っています。準決勝では秦茜選手に敗れたものの、3位決定戦では田知本選手に勝利しメダルを獲得しました。2012年のロンドンオリンピックでは銀メダルを獲得し、その後も年間を通じて次々とタイトルを獲得しました。

指導者としての役割

彼女の指導者としての道は、強化選手としての経験を踏まえたものであり、選手たちに自身の経験を伝えることを重視しています。2020年からはコマツ女子柔道部の監督として、選手たちを指導し、彼女の情熱や技術を次世代に伝えることに努めています。杉本美香選手の存在は、柔道界において多くの選手に励みとなることでしょう。

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