杉真理

杉 真理（すぎ まさみち）

杉真理は、1954年3月14日に福岡県福岡市博多区で生まれた日本のミュージシャン、シンガーソングライターです。彼の音楽は、ビートルズからの影響を色濃く受けたポップンロールと自称されるもので、ポップスとロックンロールの調和が特徴的です。

人物背景

小学校5年生の頃、ビートルズに出会い、その魅力に魅了された杉は、音楽の道を歩み始めます。自身の初めてのレコードもビートルズのものであり、その影響は彼の楽曲に大きく反映されています。特に、1960年代や1970年代の洋楽ポップスとしての感性が彼の音楽には感じられます。

音楽活動は主にソロ名義ですが、BOXやPiccadilly Circus、須藤薫とのユニットなど、コラボレーションにも多く参加しています。また、コラボレーションアルバムやジョイントライブにも数多く関与しています。現在も還暦を越えながら、アコースティックライブやミニライブなどで精力的に活動を続けており、常に新たな音楽を創造しています。

音楽活動とスタイル

杉の音楽スタイルは「ポップンロール」として知られ、ポップスとロックを絶妙に組み合わせた楽曲が特徴です。彼は、自身のバックバンド「The Dreamers」やカルパッチョスなど、多様なメンバーとともに様々な楽曲を制作。多くの楽曲の編曲やコーラスアレンジも手掛けており、特に初期の作品以外はほとんど自身の手によるものです。また、桑田佳祐や松田聖子、山口百恵など、幅広いアーティストへの楽曲提供も行っています。

CMソング制作にも励んでおり、その中でも特に「ウイスキーが、お好きでしょ」は長きに渡り親しまれています。この楽曲は、いくつかのアーティストによってカバーされ、サントリーのテレビCMでも広く使用されました。

経歴とデビュー

彼は1966年に中学校に入学後、バンドを結成し、本格的に音楽に取り組み始めます。1977年に「MARI & REDSTRIPES」としてシングル『思い出の渦』でデビュー。1978年には風邪から急性髄膜炎にかかり、活動を一時休止しましたが、その後も多くの楽曲提供やユニット活動を行っていきます。

1980年代にはCBSソニーに移籍し、杉真理名義でのソロアルバムをリリース。1982年には「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」にも参加し、名実ともに日本の音楽シーンの中心的存在となっていきました。

近年の活動

近年では、公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルを開設し、SNSでも積極的に音楽活動を発信。2020年にはTwitterとYouTubeに公式アカウントを開設し、新たなファン層の獲得にも努めています。2022年にはデビュー45周年を迎え、これまで提供した楽曲の中から厳選された116曲を収めた6枚組のCD-BOXもリリースされました。

結論

杉真理は、その音楽スタイルやコラボレーションを通じて、多様な音楽シーンに貢献し続けています。彼の楽曲は今なお多くのファンに愛されており、過去の名曲たちは新たな世代にも受け継がれています。これからの活動にも期待が寄せられる、サステナブルなアーティストの一人です。

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