杉谷拳士

杉谷拳士 - プロフィール

杉谷拳士（すぎや けんし）は、1991年2月4日生まれの東京都練馬区出身のYouTuber、タレント、元プロ野球選手です。彼は外野手と内野手として活躍し、右投げ両打ちのスイッチヒッターとしても知られています。杉谷はまた、実業家としても活動し、日本ハムファイターズでの豊かなキャリアを持っています。父は元プロボクサーの杉谷満、伯父もボクサーの杉谷実です。彼の功績の一つは、令和の時代にNPBで初めて左右打席による本塁打を達成したことです。

経歴

プロ入り前

杉谷は、練馬区立大泉第三小学校で野球を始め、その後大泉西中学校でプレーしました。帝京高校では1年生から正遊撃手を任され、甲子園には春夏で合計3度出場しました。特に2006年の第88回選手権大会では、智弁和歌山高校との試合で緊急登板しましたが、結果は厳しいものでした。高校時代の成績は通算25本塁打です。

高校を卒業後、社会人野球への進路を考えていた杉谷でしたが、プロ入りの夢を捨てきれず、日本ハムの入団テストを受験し合格。2008年のドラフトで6位指名を受け、日本ハムファイターズに入団しました。

日本ハム時代

彼のプロ野球生活は、2010年のイースタン・リーグでの活躍から始まります。133安打を記録し、同リーグのシーズン安打記録を更新しました。2011年には一軍デビューを果たし、すぐにフレッシュオールスターゲームで優秀選手賞を受賞。このように、キャリアのスタートから結果を残しました。

2012年にはプロ初本塁打を記録するも、その後の数年間は出場機会と打率に波がありました。しかし、2015年には自己最高の打率.295を記録しました。彼はユーティリティープレイヤーとして、内外野すべてのポジションを守れることから、代打や代走からの出場が多くなりました。

2019年には左右打席本塁打を達成し、その際のヒーローインタビューでは「これからは『スギノール』として頑張ります！」と宣言しました。しかし、2021年には成績が振るわず、契約更改において減俸となりました。2022年シーズンをもって引退を決断します。

現役引退後

杉谷は引退後、スポーツマネジメントに関する会社を設立し、YouTuberとしても活動を開始しました。また、2024年からはフリーの野球解説者としても活動する意向を示しています。

人物

杉谷は非常に明るく、ムードメーカーとして知られています。家族には元プロボクサーの父と伯父がいる影響から、スポーツへの取り組みが色濃く感じられます。また、彼は中田翔との関係が深く、お互いに「世話役」として知られる存在です。杉谷自身もSNSを通じてその関係性を披露しています。

特徴とエピソード

• - ユーティリティープレイヤー：内外野のいずれのポジションも守れる能力があり、状況によって柔軟にチームに貢献しました。
• - 「イジリアナウンス」：西武ドームでの鈴木あずさによるアナウンスが話題を呼び、観客を楽しませました。
• - 君が代熱唱：試合前に君が代を熱唱する習慣が話題となり、注目を集めました。
• - きつねダンス：2022年には、人気のイニング間パフォーマンス「きつねダンス」にも参加し、YouTube動画が300万回以上再生されました。

杉谷拳士はそのユニークなパーソナリティと多才な経歴から、ファンに愛された存在です。彼の今後の活動にも多くの期待が寄せられています。

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