東京よみうりカントリークラブ

東京よみうりカントリークラブの紹介

東京よみうりカントリークラブは、東京都稲城市に位置する著名なゴルフ場です。このゴルフ場は1964年に完成し、設計は井上誠一によるものであります。運営は株式会社よみうりランドが行っており、多くのプロゴルフトーナメントの舞台として有名です。特に、1965年からは読売国際オープン、ゴルフ日本シリーズ、そしてかつて開催されたワールドレディスチャンピオンシップなど、多くの大会がここで行われてきました。なお、「よみうりゴルフ倶楽部」という名称のコースは、全くの別のコースであるため、注意が必要です。

コースの特徴

このゴルフ場の最大の特徴は、最終18番ホールです。このホールは池を越えるパー3で、距離は224ヤードです。そのため、多くのゴルファーからは「魔の18番」と称されています。このホールは、グリーンが奥から手前に向かって急激な傾斜を持つため、ピンよりも奥にボールを打ってしまうとパーセーブが非常に難しくなります。また、グリーンを外してしまった場合でも傾斜の影響によりアプローチが困難で、バンカーに入るとさらに難易度が増します。成功するためには、ピンの手前からアプローチするという鉄則を守る必要があります。

この18番ホールでは、ゴルフ日本シリーズや過去のワールドレディスチャンピオンシップにおいて、数多くの名勝負が繰り広げられました。多くのゴルフファンに親しまれているこのホールは、日本国内でのゴルフトーナメントにおいて、最終ホールがパー3というのは唯一の存在であり、世界的に見ても珍しいケースです。その難易度から、最後のホールとしての役割を十分に果たしていると言えます。

コースレコード

このクラブでは男子と女子それぞれ異なるコースレコードが設定されています。男子のコースレコードは、アメリカ合衆国のチップ・ベック選手が1989年11月5日に達成した62打（OUT：32、IN：30）です。このスコアは、ゴルフ世界選手権の中で記録されました。一方、女子のコースレコードはオーストラリアのカリー・ウェブ選手によるもので、2000年5月6日に達成した64打（OUT：32、IN：32）です。この両者の記録は、東京よみうりカントリークラブの厳しいコースの特性を示しており、ゴルファーたちにとって大きな挑戦となります。

関連項目

東京よみうりカントリークラブの運営母体である株式会社よみうりランドは、同社が関与する他のゴルフ施設として千葉よみうりカントリークラブ（千葉県市原市）や静岡よみうりカントリークラブ（静岡県掛川市）も存在します。また、クラブハウスは1987年までジオデシック・ドームとして知られるユニークな構造で建設されていました。

以上のように、東京よみうりカントリークラブは、その歴史とともに多くのゴルファーに愛され続ける場所となっています。プロトーナメントの開催により、さらに多くの人々がこの名門ゴルフ場に魅了されています。

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