東急レクリエーション

株式会社東急レクリエーション

株式会社東急レクリエーション（とうきゅうレクリエーション、英称：Tokyu Recreation Co., Ltd.）は、映画興行や不動産に携わる東急グループの一員です。主にシネマコンプレックス「109シネマズ」を運営しており、多様なエンターテイメントの提供に力を入れています。本社は東京都に位置し、長年にわたり地域に根ざしたサービスを展開しています。

沿革

設立から1950年代

1946年6月15日、会社の前身である新日本興業株式会社が設立され、その後短期間で劇場経営へと進出しました。最初の劇場として、1948年に四日市市にキャピトル劇場をオープンし、1949年には東京証券取引所に上場しました。1951年には東京急行電鉄と提携し、新宿にアイススケートリンクを設立しましたが、1956年にはこのリンクを閉鎖し、その跡地に新宿東急文化会館が建設されました。これにより、エンターテインメント事業の拡大が図られました。

1960年代から1970年代

1969年には、新日本興業が東急レクリエーションへ商号を変更し、映画事業を強化。1970年代にはボーリング場の開設など、スポーツ関連事業にも多角化を進めました。1973年には広島と熊本に東急インを開業し、ホテル事業にも進出しました。

1990年代から2000年代

1996年以降、東急レクリエーションは映画館やボウリング場の運営だけでなく、レストランやコンビニエンスストアの運営にも取り組み、幅広いサービスを展開します。特に1998年に開業した「109シネマズ」は、シネマコンプレックスの成功を収めましたが、同時に多くの映画館を閉館させる時期でもありました。

2010年代以降

2011年から続く閉館ラッシュの後、2014年には複数のシネマを閉館し、2015年以降は経営の合理化を進めましたが、親会社である東京急行電鉄からの事業譲渡により、その経営構造を変化させました。2016年には逆に持株比率を増やし、経営安定化を図ることに成功しました。

最近の展開

2023年には株式交換を通じて東急株式会社の完全子会社となり、エンターテイメントの発信地としての地位をさらに強化しています。特に、新宿東急文化会館跡地に新たな133シネマズをオープンし、地域の文化発展にも寄与し続けています。2024年にはホテル事業の強化を目指し、統合を進め、新たな企業名として東急レクリエーションホテルズに変更する予定です。

事業概要

東急レクリエーションの主要な事業には、映画館の運営、ボウリング場、フィットネス、ホテル業務などがあります。特に「109シネマズ」は、日本各地でのシネマコンプレックス事業に力を入れており、楽しさと快適さを提供しています。映画配給事業にも力を入れ、松竹との提携のもとで映画館チェーンを運営しています。

映画事業に加え、ボウリングやフィットネス、フットサル場の運営なども行っており、地域社会とのつながりを大切にしています。また、超高精細映画上映や新しいエンターテインメント体験を提供するために、最新のIT技術を導入し、これらの事業のさらなる充実を図っています。

まとめ

株式会社東急レクリエーションは、エンターテインメントの提供を通じて、地域に良い影響を与え続ける企業です。豊富な歴史を活かしつつ、時代の変化に応じた事業展開を進めており、これからも日本のエンターテインメント業界において重要な役割を果たしていくことでしょう。

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