東條大樹

東條 大樹（とうじょう たいき） - プロ野球選手

基本情報

東條大樹は1991年8月15日生まれのプロ野球選手。神奈川県藤沢市出身で、現在は千葉ロッテマリーンズに所属している右投右打の投手です。

経歴

プロ入り前

彼の野球のキャリアは藤沢市立高浜中学校の湘南クラブでスタートしました。次に、桐光学園高校に進学し、1年目からベンチ入り。第89回全国高等学校野球選手権大会にも参加するも登板はありませんでした。2年生の秋にはエースとなり、神奈川県大会で慶應義塾高校の白村明弘と対戦しましたがコールド負け。3年夏も横浜隼人高校に敗れ、甲子園出場を果たせずに高校時代を終えてしまいました。

高校卒業後、彼は青山学院大学に進学し、野球部に入部。1年生の春から2部リーグ戦に登板していたものの、肘を痛めてしまい、2年と3年の時期は投球に恵まれませんでした。しかし4年生の春から復帰し、秋季には東都大学リーグ1部で防御率0.30を達成。この活躍が後のプロ入りに繋がることになります。

社会人野球時代

大学卒業後はJR東日本に入社。ここでも彼は主力投手として活躍し、第85回都市対抗野球大会でのリリーフとしての好成績が評価されました。2年目の都市対抗では延長戦での敗北はあったものの、非常に期待される選手へと成長していきました。2015年のプロ野球ドラフトで千葉ロッテマリーンズから4位指名を受け、契約を結んで入団。この時、背番号20が与えられました。

ロッテ時代

プロ入りした2016年には初の一軍登録を果たし、北海道日本ハムファイターズ戦で初登板。しかし初登板は厳しい内容に終わり、その後の1年間は波乱の連続となりました。2017年は開幕一軍入りを果たしますが、再登録を2度経験し、シーズンを通して安定した成績を残せずに終わります。

2018年にはシーズン途中での一軍昇格を狙うも、12試合登板での防御率1.54という好成績を残し、オフには契約更改。2019年は開幕を一軍で迎え、プロ初勝利も経験します。後半には右のワンポイントとしての役割を果たし、58試合に登板しましたが、シーズン終盤で疲労から崩れてしまいます。

2020年は新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった中、39試合に登板。翌2021年は調子が上がらず、5試合でシーズンを終わる苦しい結果となりました。しかし、2022年はオールスターに選出されるまで成長し、合計59試合に登板して好成績を収めます。オフには年俸が大きくアップしました。

が、2023年はイースタン・リーグでの苦しみもあったものの、再登録後にプロ初セーブを記録するなど、再び成果を上げています。

投手としての特徴

東條大樹は独特の投球スタイルで知られ、サイドスローから繰り出されるスライダーは「魔球」とも評されるほど。その直球も最速150km/hと威力があり、ツーシームやカットボール、チェンジアップ、カーブなど多彩な球種を投げ分けます。中学時代からテクニック向上に努めており、現在のスタイルを確立しています。愛称は「ジョウ」と親しまれています。

まとめ

東條大樹は、プロ野球選手の中でも特異なスタイルと着実な成長を続ける選手です。今後の活躍が非常に楽しみであり、また彼の成績がチームにどのような影響を与えるのかも注目されることでしょう。

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