東海大学自然史博物館

東海大学自然史博物館の概要

東海大学自然史博物館（とうかいだいがくしぜんしはくぶつかん、英称：Natural History Museum, Social Education Center TOKAI University）は、社会教育センターが手がける博物館ですが、2023年に閉館しました。この博物館は自然史に関する知識を広めることを目的としており、地域の人々に学びの場を提供してきた重要な施設です。

教育活動の中心

博物館は、東海大学の海洋科学博物館や三保研修館とともに、地域における教育活動を展開していました。これらの施設には学芸員が配置され、専門知識を活かしたさまざまなプログラムが実施されていました。特に東海大学海洋学部と連携し、海洋に関する教育研究の一環としての役割を果たしてきました。

開館の歴史

当館は1973年に「大恐竜展」の開催を契機に設立され、その後1981年には前身の恐竜館が開館しました。1983年には地球館が併設され、1993年には現在の名称に改称されました。この博物館の建物は、著名な建築家・山田守によるもので、元々は東海大学人体科学博物館として使用されていました。

博物館の活動

博物館は多くの研究報告を発行し、徐々にその名を広めていきました。また、2001年に計画されたリニューアルの後、2002年に新たに移設されて再オープンしました。入館料の無償化など、学生の利用が促進される施策も講じられ、長年にわたって地域の学習の場として活用されてきました。

施設の閉館

2023年3月、施設の老朽化や新たに開館予定の「海洋・地球総合ミュージアム（仮称）」と連携するため、博物館は閉館しました。この決定には、地域における文化・教育の新たな発展を目指す背景がありました。

アクセス

当館へのアクセスは、JR東海道線の清水駅からのバス利用が便利です。しずてつジャストラインの『東海大学三保水族館』行きに乗り、終点から徒歩1分で到着します。車の場合は、清水インターや静岡インターから約30分の距離にあります。

まとめ

閉館した東海大学自然史博物館は、地域の人々に自然に対する理解を深める貴重な機会を提供していました。長い歴史を持つこの博物館は、多くの人々に愛されてきました。今後は新たな海洋文化施設がオープンする中で、これらの知識をどのように継承していくのかが注目されます。

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