東野葵

東野葵について

基本情報

東野葵（とうの あおい）は、1996年11月30日生まれで、福岡県福岡市南区出身の元プロ野球選手で、ポジションは投手です。彼は左投げ左打ちの選手で、育成選手としてプロ入りしました。

経歴

プロ入り前の歩み

東野は、福岡市立東花畑小学校に通っていた際に、ソフトボールを始めました。中学校では硬式野球のチーム「福南ボーイズ」に所属し、投手としての経験を積みました。福岡第一高等学校に進学すると、全国高校野球選手権福岡大会に出場し、1年生時に背番号13でベンチ入りしました。2年時には、飯塚高校との決勝戦に登板しましたが、チームは惜しくも敗北。

3年生の夏には、再び大会に出場し、今度は「1番・中堅手」として出場したものの、勝利にはつながりませんでした。その後、日本経済大学に進学し、投手に専念しました。大学では福岡六大学野球で活躍し、左肘の炎症に悩まされつつも復帰を果たし、九州共立大学との試合では素晴らしい投球を見せました。

プロ入り

東野は、2018年のNPBドラフトで埼玉西武ライオンズから育成1巡目で指名されました。彼は支度金350万円、年俸400万円という待遇で入団し、背番号125を背負いました。

プロ生活

2019年には、イースタン・リーグの公式戦に登板し、北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹との対戦で初勝利を挙げました。その年は2勝3敗、防御率7.85の成績を残しました。しかし翌年、春季キャンプ中に左肘を痛めてしまい、イースタン・リーグでは11試合に登板し、0勝1敗でした。彼は怪我の影響で思うように投球できず、「痛めた肘をかばいながら投げていた」と語っています。

2021年も左肘の靱帯を再度痛め、春季キャンプには参加したものの、症状が悪化。球団から手術を勧められたものの、彼は保存療法を選び、復帰を目指してリハビリに励みました。しかし、選手としての復帰は難しく、現役引退を決断。2021年4月18日には球団を通じて引退を発表しました。

投手としての特徴

東野はオーソドックスな投球フォームから、最速146km/hの直球を投げる本格派の左腕でした。変化球も多彩で、スライダーやカーブ、カットボールを操り、高い運動能力を持っていました。50メートル走は5.8秒という数字からもその運動能力が伺えます。

プライベート

東野は高校時代からギターを始め、大学ではピアノを習い始めました。音楽に対する挑戦を通じ、指先の器用さを磨いているようです。彼の趣味はスポーツの枠を超え、多彩な活動を行っていることが伺えます。

詳細情報

• - 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 125（2019年 - 2021年4月17日）

総括

東野葵のプロ野球選手としてのキャリアは短かったものの、彼の希少な才能や努力は、多くの人々に影響を与えているでしょう。彼のこれからの活動にも期待したいところです。

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