松井義弥

松井 義弥（まつい よしや）

松井義弥は2000年6月18日、福岡県田川市に生まれた元プロ野球選手で、ポジションは外野手と内野手をこなした。右投左打のスタイルを持つ彼は、若いころから野球に情熱を注いできた。

経歴

プロ入り前

松井は小学校1年生から、地元の「香小エルテックス」で軟式野球をスタート。その後、田川市立金川中学校では軟式野球部に所属し、投手兼捕手として活躍した。彼の才能は高校へ進学する時点で伺える。

北九州市の折尾愛真高校に進学し、1年生からベンチに入ると、2年生の夏には4番・遊撃手として試合に出場した。3年生の夏には、同校にとって初めての甲子園出場となる第100回全国高等学校野球選手権大会に出場。対日大三高戦では4打数1安打を記録したが、残念ながら初戦敗退を喫した。この時点で彼の名前は多くの人々に知られるようになった。

プロ入り

松井は2018年10月に行われたプロ野球ドラフト会議にて、読売ジャイアンツからドラフト5位に指名された。11月17日に契約が成立し、ジャイアンツファンフェスタで新入団選手として発表された際、背番号は65に決まった。契約金は3500万円、年俸は500万円だった。

プロ生活

松井のプロのキャリアは2019年から始まったが、初年度は二軍で20試合に出場し、打率は.136ながら1本塁打を記録した。続く2020年は出場試合数が減りつつも、打率.300、1本塁打、2打点を残した。

2021年には内野手登録のまま外野手にも挑戦したが、打撃成績が振るわず、二軍で6試合の出場に留まり、打率は.056となる。10月4日には次シーズンの契約を結ばないとの通告を受け、独立リーグや社会人野球からの誘いがあったが、現役引退を決断した。

引退後の活動

現役引退後、松井は野球以外の人生を見据え始めた。2022年9月には文春オンラインに自身のコラムを寄稿し、大学に進学したことを明かした。「野球しかやってこなかったので、他のやりたいことを仕事にできるのでは」との思いを持っていた。さらに、2023年3月には社会人野球のクラブチーム、ARC九州に選手として登録した。

選手としての特徴

松井は高校通算40本塁打を記録するスラッガーであり、191cmの長身を生かして俊敏性も兼ね備えている。プロ入り後は三軍でも成果を求められたが、ボール球に手を出す傾向があったため、成績が伸び悩んだと自身で分析している。

人物

松井の愛称は「ヨッシー」「よしお」「ゴジ」など多様で、松井秀喜と同姓のため「九州のゴジラ」と呼ばれることもある。このニックネームについて彼は、松井秀喜のプレーをあまり見ていなかったため、プレッシャーには感じていなかったと語っている。ドラフト同期の選手たちとも仲が良く、巨人退団後も連絡を取り合うなど、つながりを大切にしている。

詳細情報

• - 年度別打撃成績: 一軍公式戦出場なし
• - 背番号: 65 （2019年 - 2021年）

松井義弥は、そのキャリアを通じて多くの経験を積み、スポーツと学びに向き合ってきた元プロ選手である。

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