林孝哉

林孝哉のプロフィール

林孝哉（はやし たかや、生年1973年6月1日）は、和歌山県出身の元プロ野球選手であり、現在は北海道日本ハムファイターズのヘッドコーチを務めています。彼は主に内野手として活躍し、コーチやスカウトとしてもその経験を生かしています。

プロ入り前

自身の野球キャリアは箕島高校時代に始まり、同期のエースである山路剛弘とともに名を馳せました。1991年春の選抜大会では遊撃手として出場し、2回戦では2打席連続本塁打を打つ活躍を見せますが、強豪大阪桐蔭に敗れてしまいます。この時のチームメイトには一年下の高野忍がいます。

ダイエー時代

1991年のドラフトで福岡ダイエーホークスから7位指名を受けて入団し、1999年には一軍に本格的に定着しました。特に同年、小久保裕紀選手が他のポジションに回ったこともあり、主に三塁手として34試合に出場。8月には対大阪近鉄戦で代打サヨナラ三塁打を決めるなど、そのユーティリティ性を発揮しました。2000年には城島選手の怪我で、経験のない捕手役を務めることもありました。2002年には田口昌徳とのトレードによって日本ハムファイターズに移籍しました。

日本ハム時代

日本ハムでは田中幸雄選手の控えとして38試合に出場し、特に古巣ダイエーとの対戦では、代打サヨナラ本塁打を記録し、恩返しを果たしました。しかし2004年オフに自由契約となり、千葉ロッテマリーンズに移籍します。

ロッテ時代

ロッテでは、同じ名前の林啓介選手が在籍していたため、新聞などでは「林孝」と表記されることがありました。引退発表は2006年10月4日で、その間にイースタン・リーグでの優勝を4年連続で経験し、一部では「ファームの優勝請負人」と称されました。

引退後の活動

引退後は福岡ソフトバンクホークスの球団職員として働き、2009年には二軍内野守備・走塁コーチに就任しました。2011年には北海道日本ハムファイターズのスカウトとなり、2014年からは一軍打撃コーチに昇進。2016年には二軍打撃コーチに異動し、2017年にはアマスカウトに転任。その後2021年冬には一軍ヘッドコーチに配置転換されました。

人間関係

林は、和歌山県出身の小久保裕紀選手と深い親交があります。また、イチロー選手とも高校時代からの知り合いであり、共にハワイのウインターリーグで過ごす中で親交を深めました。イチローが試行していた「振り子打法」を林に見せたことが、彼の技術向上に寄与しています。特に印象的なのは、イチローが林に自身のシグネチャーモデルの打撃用手袋を贈ったことです。このような関係は、業界内でも話題となっています。

記録

選手としての彼の初出場は1995年9月3日で、初本塁打を打ったのは1999年5月20日、その後も数々の記録を残しました。背番号は幾度か変更されましたが、57や31を付けてプレーしていました。これらの記録は、彼の選手としてのキャリアを物語るものです。

林孝哉選手のキャリアは多岐にわたっており、今後も北海道日本ハムファイターズでの活躍に期待が寄せられています。

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