枚方公園駅

枚方公園駅の概要

枚方公園駅（ひらかたこうえんえき）は、大阪府枚方市伊加賀東町にある京阪電気鉄道の駅で、その駅番号はKH20です。この駅は、京阪グループが運営する遊園地であるひらかたパーク（通称:ひらパー）の最寄駅として知られています。ひらかたパークが営業している際には、車内で「ひらかたパークへお越しの方はこの駅でお降りください」とのアナウンスが行われます。

ひらかたパークの営業時間中には多くの行楽客が利用することがありますが、平日の利用者は少なく、大阪府内の急行停車駅の中では利用客数が最も少ない駅となっています。また、2008年のダイヤ改正によって、快速急行は当駅を通過することになり、急行も早朝と深夜のみに運行されるため、実質的には準急停車駅と位置づけられました。そのため、ひらかたパークへのアクセスには他の急行停車駅よりも不便とされることがあります。

歴史

枚方公園駅は1910年に開業され、当初は「枚方駅」と名付けられていました。1949年には枚方東口駅が市の中心地として認識されるようになり、同駅が枚方市駅に改称される際に、当駅も現在の名称に改称されました。当時、現在のひらかたパークがあるエリアは市立公園として整備が進められていましたが、後に京阪がこの土地を取得して遊園地を開設することになりました。

1957年には、日本初の「バラ園付き鉄筋住宅」が販売され、ひらかたパークの近くでバラ園を持つ住宅が人気を集め、地域の発展に寄与しました。また、丹波橋駅を経由して京阪本線と近鉄京都線の相互直通運転が行われていた時期には、ひらかたパークを訪れるゲスト向けに近鉄京都駅と当駅を結ぶ特別急行が運行されていました。

駅の構造

枚方公園駅は、相対式ホーム2面2線を有する地平駅です。改札口は各ホームの淀屋橋寄りに位置し、乗り換えには地下道を利用する必要があります。駅の設備にはバリアフリー対策が施されており、スロープが設置されています。両ホームの有効長は8両です。また、1990年代まで使用されていた簡易型自動放送に代わって、現在は詳細型自動放送が導入され、快適な利用が提供されています。

利用状況

2022年度の具体的なデータによると、ある特定日における1日の乗降者数は15,901人でした。この内訳は乗車人員が8,102人、降車人員が7,799人というもので、特に土日には混雑が見られます。駅の周辺にはひらかたパークの他にもさまざまな施設が存在し、それらへのアクセスとして駅が利用されています。

駅周辺

枚方公園駅から徒歩5分の距離にひらかたパークが位置し、そのアクセスの良さから多くの来園者が利用します。駅前には京阪バスの発着所があり、その他にも近隣のバス停を利用することで周辺への移動が可能です。

さらに、地域の活性化を図るため、枚方公園駅周辺ではさまざまなイベントや商業活動が行われており、地域住民や訪問客にとって利便性の高い場所となっています。今後も駅の高架化計画などインフラ整備が進められることで、さらなる利便性が期待されています。

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