柳井祥緒

日本の劇作家・脚本家、柳井 祥緒（やない さちお）は、1979年11月17日に東京都で生まれました。舞台演劇、テレビドラマ、アニメーションなど、多様なメディアで活動しています。

2001年に劇団「演劇企画ミルク寺」を立ち上げ、2009年に解散するまで脚本・演出を担当。その後、2010年には北川義彦らと劇団「十七戦地」を結成し、旗揚げ公演『花と魚』は第17回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞しました。

舞台と並行し、映像脚本も手掛けます。シナリオ作家小林弘利との縁から、特撮テレビドラマ『ウルトラマンX』（2015年）以降（『Z』以降除く）のウルトラシリーズやテレビアニメの脚本に参加しました。

舞台作品

演劇企画ミルク寺公演

ピーターパンの冒涜
ピノキオの暴走
ボン太とボン子の冒険
クマ神父の朝食（2003年）
北京ダックの遺産（2004年）
眠り鼠の混沌（2004年）
空騒ぎ
不肖ノ使徒タチ（2006年）
美しい食卓（2006年）
ご近所公演 たまごをわる（2007年）
メルカトル試論（2007年）
永遠の花（2008年）

十七戦地公演

花と魚（2011年、2013年、2014年）
百年の雪（2012年）
艶やかな骨（2012年）
獣のための倫理学（2013年）
眠る羊（2014年）
ニホンオオカミはいなかった（2015年）
タイムリーパー光源氏（2016年）

その他の主な作品

ロデオ★座★ヘヴン『幻書奇譚』（2014年）
feblaboプロデュース『猫と洞窟と夏についての試論』（2015年） - 脚本のみ
BELGANAL『ヘルメスの媚薬』（2015年） - 脚本のみ
ロデオ★座★ヘヴン『鈍色の水槽』（2016年）
かはず書屋『Dの再審』（2016年）
三度目の思春期『いちご畑でつかまえて』（2016年）
BELGANAL 『裸火』（2016年） - 脚本のみ
髭亀鶴『大風呂敷』より「大怪獣」（2016年）
ロデオ★座★ヘヴン『ロデオ★座★ヘヴン』より「私家版 罪と罰」（2016年）
miel『やみ つき』より「ホレイシオの日記」（2016年）
ロデオ★座★ヘヴン『大帝の葬送』（2017年）
Alive a live『食レポの王様』（2017年） - 脚本のみ
タテヨコ企画『戦争、買います』（2017年） - 脚本のみ
八時の芝居小屋製作委員会『鈍色の水槽』（2017年） - 脚本のみ
かはづ書屋『巨獣の定理』（2017年）
三度目の思春期『女ばかり』（2017年）

テレビドラマ

アザミ嬢のララバイ 第8話「月ノホタル」（2010年）
ウルトラマンX 第10話「怪獣は動かない」（2015年）
ウルトラマンオーブ 第21話「青いリボンの少女」（2016年）
ウルトラマンジード 第7話「サクリファイス」、第8話「運命を越えて行け」、第18話「夢を継ぐ者」（2017年）
ウルトラマンR/B|ウルトラマンR_B 第4話「光のウイニングボール」、第16話「この瞬間が絆」（2018年）
ウルトラマンタイガ 第10話「夕映えの戦士」、第17話「ガーディアンエンジェル」、第22話「タッコングは謎だ」（2019年）

テレビアニメ

将国のアルタイル 第19話「楽園の檻」、第22話「犬鷲の追撃」（2017年）
ゴールデンカムイ 第5話「駆ける」（2018年）
虚構推理 第6話「合理的な虚構」、第9話「鋼人七瀬攻略議会」（2020年）

イベント脚本

* スマートイルミネーションみどり『なかやま幻影横丁PART.2 宇宙からの使者「たてもののこしばい」』（2016年）

また、日本劇作家協会新人戯曲賞選考委員、各種審査員、専門学校講師など、演劇界に貢献。劇団での創作、受賞、映像作品と幅広く活躍し、現代日本の表現シーンに独自の足跡を残す。

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