栃木市栃木文化会館

栃木市栃木文化会館（とちぎしとちぎぶんかかいかん）

栃木市栃木文化会館は、栃木県栃木市旭町に位置する多目的ホールです。1983年10月1日に開館し、愛称として「とちぎ岩下の新生姜ホール」が広く知られています。また、会館のロビーには佐藤忠良による「娘の像」（1959年作）が常設展示されています。

歴史と変遷

元々「栃木市文化会館」という名称だった当施設は、2010年3月に栃木市と大平町、藤岡町、都賀町の新設合併に伴い、現在の名前に変更されました。近年では、2008年に指定管理者制度が導入され、共立が代表企業となった「共立・環境整備・日立ビルシステム共同事業体」が5年間の契約で運営を開始しました。2014年4月1日以降は、株式会社ケイミックスパブリックビジネスが指定管理者として運営を行っています。

さらに、同じく指定管理者制度が適用された市内の他の文化施設と連携しながら、文化事業を展開しています。2024年までの契約も更新され、引き続きケイミックスが管理を担うことになりました。

愛称の変更

2020年12月、株式会社岩下食品がネーミングライツを取得し、愛称が「とちぎ岩下の新生姜ホール」として新たなスタートを切ることが発表されました。この契約は2021年4月から5年間有効で、契約料として100万円が設定されています。

施設の概要

栃木文化会館には、さまざまな施設が整っています。大ホールは2,057平方メートルの広さを誇り、1,204席の収容が可能です。小ホールは616平方メートルで401席を有し、車椅子席も設置されています。また、展示室や屋外展示室、各種会議室も完備されています。

施設詳細

• - 大ホール: 2,057㎡、1,204席（車椅子席：6席）
• - 小ホール: 616㎡、401席（車椅子席：3席）
• - 展示室: 441㎡
• - 屋外展示室: 313㎡
• - 大会議室: 128㎡、定員70人
• - 第1練習室: 75㎡、定員35人
• - 第2練習室: 52㎡、定員10人
• - 会議室: 58㎡、定員37人
• - 和室（伊吹・八嶋）: それぞれ18畳、2部屋を1室としての利用可
• - 駐車場: 319台分完備

開館情報

栃木文化会館の開館時間は朝9時から夜21時30分までとなっており、毎週水曜日が休館日です。祝日の場合は翌日が休館になります。また、年末年始は12月28日から1月4日まで休業となります。

周辺情報とアクセス

本館は栃木県栃木市旭町12番16号に位置しており、近隣には栃木市立栃木南中学校や栃木市立栃木図書館、宇都宮地方裁判所栃木支部などがあります。

公共交通機関を利用する場合、東武鉄道日光線やJR東日本両毛線の栃木駅から徒歩約15分でアクセス可能です。また、ふれあいバスの市街地循環線「文化会館前」停留所も便利です。自動車でのアクセスでは、最寄りの高速道路は東北自動車道の栃木ICです。

その他の情報

栃木文化会館は、地域の文化活動やイベントの拠点として重要な役割を果たしています。今後、2026年度には大規模改修が予定されており、工事費の概算が約70億7300万円とされています。これにより、さらなる魅力的な施設へと進化することが期待されています。

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