宇都宮地方裁判所

宇都宮地方裁判所の概要

宇都宮地方裁判所（うつのみやちほうさいばんしょ）は、栃木県宇都宮市に位置し、栃木県全域を管轄する地方裁判所の一つです。略称は「宇都宮地裁」として広く知られています。この裁判所は本庁のほか、真岡、大田原、栃木、足利の4つの支部を持ち、さらに小山市に一箇所の簡易裁判所があります。これにより、県民にとって身近な司法の場として機能しています。

所在地とアクセス

本庁は、宇都宮市小幡1丁目1-38に位置しています。アクセスは、宇都宮駅西口からのバス利用が便利で、乗車時間は約15分です。また、東武宇都宮駅からは徒歩約10分の距離にあります。

各支部の所在地とアクセスは以下の通りです：

• - 真岡支部：真岡市荒町5117-2（真岡駅徒歩20分） 及び JR石橋駅からバスでアクセス可能。
• - 大田原支部：大田原市中央2丁目3-25（西那須野駅東口からバスで約15分）
• - 栃木支部：栃木市旭町16-31（栃木駅北口から徒歩20分）
• - 足利支部：足利市丸山町621（足利駅北口から徒歩10分）

迅速な司法サービス提供を目指し、各支部には地方裁判所と家庭裁判所が併設されています。さらに、簡易裁判所として宇都宮、真岡、大田原、栃木、足利、小山の6か所が設置され、地域の訴訟案件に幅広く対応しています。

管轄地域

宇都宮地方裁判所が管轄する地域は以下の通りです：

• - 本庁：宇都宮市、鹿沼市、日光市、さくら市、那須烏山市、下野市、河内郡上三川町、塩谷郡高根沢町
• - 真岡支部：真岡市、芳賀郡益子町、茂木町、市貝町、芳賀町
• - 大田原支部：大田原市、矢板市、那須塩原市、さくら市（旧喜連川町）、塩谷郡塩谷町、那須郡那須町、那珂川町
• - 栃木支部：栃木市、小山市、下野市（旧石橋町、国分寺町）、下都賀郡壬生町、野木町
• - 足利支部：足利市、佐野市

ただし、特定の案件については本庁や他の支部で取り扱うことがあります。これにより、地域に応じた効率的な司法処理が可能となっています。

歴史的背景

宇都宮地方裁判所の設立は1872年に遡ります。当初は宇都宮裁判所として設置され、時を経て1876年には栃木裁判所に統合、その後も数度の名称変更や位置変更を経て1890年には現在の「宇都宮地方裁判所」として制度化されました。以降は地域の法律問題を解決する重要な役割を担い、その機能は今日まで継続しています。

所長の歴史

歴代所長には、多くの著名な法曹が名を連ねており、その中には東京[[高等裁判所]]や最高裁判所での経験を持つ者も含まれています。最近の所長は2023年6月より就任した山田真紀氏です。

裁判所は地域に密着した法律の拠点として、今後も市民の法律的なニーズに応じたサービスを提供し続けることで、信頼される司法機関としての役割を果たしていくでしょう。

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