桜庭統

桜庭 統 (さくらば もとい)

桜庭統（さくらば もとい、1965年8月5日生まれ）は秋田県出身の男性作曲家・キーボーディストです。彼は日本の音楽シーンにおいて独自の存在感を放つアーティストであり、特にゲーム音楽の作曲家として広く知られています。彼の音楽は、プログレッシブ・ロックの影響を受けた複雑で美しいメロディーや繊細なアレンジが特徴的です。

経歴

桜庭は秋田県立秋田南高等学校を卒業した後、明治大学へ進学。在学中にロックバンド「DEJA-VU」を結成しました。このバンドは1988年にアルバム『Baroque In The Future』をリリースしましたが、メンバーの一人が就職のために脱退し、活動は一時停止。その後新しいメンバーを迎えましたが、再び活動は短期間で終了しました。

バンド活動に続いて、桜庭は1989年からウルフ・チームにサウンドスタッフとして参加し、そこからゲーム音楽の制作に取り組むようになります。1991年にはソロアルバム『戯曲音創（ぎきょくおんそう）』を発表し、以降も多くの作品をリリースします。

2003年には「桜庭統ライブコンサート スターオーシャン&ヴァルキリープロファイル」を開催し、8年ぶりのライブを実施。このパフォーマンスは、彼にとって音楽キャリアの新たな局面を迎えるきっかけとなりました。それ以降も、長谷川淳や中村俊彦との共演を重ね、音楽活動を活発化させています。

また、2010年にはSound Horizon「国王生誕祭休日スペシャル2010」のライブイベントにキーボーディストとして参加し、さらに多様なプロジェクトに関与しています。彼の音楽スタイルは、ゲーム音楽だけに留まらず、ライブパフォーマンスにおいても強い印象を与えるものとなっています。

ディスコグラフィー

桜庭のソロアルバムは以下の通りです：

• - 『戯曲音創』 (1991年)
• - 『Forest of glass』 (2008年)
• - 『After all...』 (2011年)
• - 『What's up?』 (2013年)
• - 『Passage』 (2013年)

さらに、彼の作曲活動は多岐にわたり、ゲームミュージックにおいて数々の名作に楽曲を提供しています。特に『スターオーシャン』シリーズや『テイルズ オブ』シリーズの楽曲は、多くのファンから支持を受けています。桜庭の音楽は人々の心に深く残り、多くの作品において欠かせない存在となっています。また、彼はテレビアニメやドラマの音楽にも携わり、様々なメディアでその才能を発揮しています。

主な作品

彼が手がけたゲーム音楽のひとつに、『スターオーシャンシリーズ』や『テイルズ オブ』シリーズがあります。これらの作品では、感情豊かなメロディと壮大なオーケストラサウンドが特徴であり、プレイヤーに強い印象を与えています。さらに、桜庭は音楽CDやOVAにも参加しており、その幅広い才能を活かしています。

桜庭統は、音楽を通じて多くの人々に感動を与え続けているアーティストです。彼の今後の活躍にも注目が集まっています。

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