森ひかる

森 ひかる選手のプロフィール

森 ひかる（もり ひかる）は、1999年7月7日生まれで日本のトランポリン選手です。東京都足立区で生まれ育ち、金沢学院高等学校及び金沢学院大学スポーツ健康学科を卒業しました。トランポリン競技は、地元のイトーヨーカドーの屋上に設置されていたトランポリンで4歳の時に出会い、その後、兄たちと共に教室に通い始めました。

選手としての成績

森選手は2008年に全日本ジュニア選手権低学年の部で優勝を果たし、2011年には世界選手権の11〜12歳部門でも頂点に立ちました。彼女は14歳という若さで、史上最年少で全日本選手権に優勝しましたが、リオデジャネイロオリンピックには年齢制限のため出場できなかったことが悔やまれました。

高校では東京都立足立新田高等学校から金沢学院高等学校へ編入し、強豪校での切磋琢磨を経て、高校選手権で個人、団体、シンクロナイズドの3冠を2年連続で達成しました。大学進学後もその実力を発揮し、2018年のアジア大会では個人で銀メダルを獲得、さらにはロシア・サンクトペテルブルクでの世界選手権で、ペアで金メダルに輝きました。彼女は個人でも5位に入賞し、その実力を証明しました。

2019年の世界選手権では、団体競技で日本初の金メダルを獲得し、個人でもオリンピック及び国際大会で、日本の選手として初めての金メダルを手にしました。この結果により、東京オリンピックの代表に内定しました。2021年のワールドカップで優勝を果たしましたが、オリンピック本番では苦しい展開を経て予選敗退という悔しい結果になりました。それでも彼女は多くの側面で成長を遂げ、自己評価をしながらも、多くの支えに感謝の気持ちを抱いていました。

オリンピック後の活動

オリンピック後、森選手はバクーで開催された世界選手権に参加。個人総合で6位という成績を収め、また団体戦でも2大会連続金メダルを獲得しました。2022年3月に金沢学院大学を卒業し、その後TOKIOインカラミとの契約を結び、東京を拠点に現役を続けました。同年11月にはブルガリアのソフィアで行われた世界選手権において、個人金メダル及びシンクロナイズドの金メダルを再び手にしました。

2024年にはパリオリンピックを目指し、拠点を金沢に戻しました。代表選考会にて安定した演技を見せ、オリンピック代表に内定。予選では6位、決勝でも6位と入賞し、めざすメダルには届きませんでしたが、2度目のオリンピックで自身初の入賞を果たしました。

最後に

森ひかる選手は、その成績に裏打ちされた実力と技術で、トランポリン界において輝かしい未来を切り拓いています。彼女の努力や挫折を通じての成長の物語は、次世代のアスリートたちへ大きな影響を与えることでしょう。競技への情熱を持ち続け、さらなる高みを目指す姿勢が、多くの人々に勇気を与えています。

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