植草学園大学

植草学園大学（うえくさがくえんだいがく、英語表記：Uekusa Gakuen University）は、千葉県千葉市若葉区に位置する日本の私立大学です。1904年にさかのぼる長い歴史を持つ学園を母体とし、大学としては2008年に設置されました。

沿革

本学の源流は、明治時代後期の1904年（明治37年）に開設された千葉和洋裁縫女学校にあります。その後、時代の要請に応じた教育を展開し、昭和に入ると幼児教育の専門教育機関として発展しました。1972年（昭和47年）には植草幼児教育専門学院が開設され、1976年（昭和51年）には植草幼児教育専門学校へと改称。長年にわたり、保育・教育分野で多くの人材を社会に送り出してきました。そして、専門学校としての実績を礎に、2008年（平成20年）に4年制大学である植草学園大学として開学しました。大学設置後も教育分野の拡充を図り、2020年（令和2年）にはリハビリテーション学科に作業療法学専攻を設置。さらに、2025年（令和7年）4月には、医療・福祉分野への貢献を一層強化するため、看護学部看護学科の開設を予定しています。

建学の精神と教育理念

植草学園大学は、「徳育を教育の根幹として、国を愛し、心の豊かな、たくましい人間の形成をめざすとともに、誠実で道徳的実践力のある人材を育成する」ことを建学の精神として掲げています。知識や技能の修得はもちろんのこと、人間として大切な倫理観や規範意識、豊かな情操を育む「徳育」を教育の基盤に置いています。また、「インクルーシブを学び、実践する学園」というスローガンを掲げ、多様性を認め合い、誰もがその人らしく生きられる「インクルーシブな社会」の実現に貢献できる人材の育成に力を入れています。障がいの有無や年齢、性別、国籍などにかかわらず、すべての人々が共に学び、活動し、支え合うことのできる社会の担い手を育むことを教育の大きな目標としています。

学部構成

本学は、きめ細やかな指導が可能な小規模大学として、以下の学部・学科・専攻・コースを設置しています。

発達教育学部
発達支援教育学科
小学校教育コース
特別支援教育コース
幼児教育・保育コース
発達教育・心理コース（2年次より、小学校教育コース、幼児教育・保育コースの学生が選択可能）

保健医療学部
リハビリテーション学科
理学療法学専攻
作業療法学専攻

看護学部（令和7年4月開設予定）
看護学科

発達教育学部では、教育・保育分野で活躍するための専門性と同時に、発達支援に関する知識や実践力を身につけることができます。保健医療学部リハビリテーション学科では、理学療法士・作業療法士として人々の健康回復や自立支援を支える専門家を育成します。そして、新たに開設される看護学部では、現代社会の多様な医療ニーズに応えられる質の高い看護師の育成を目指します。

キャンパスとアクセス

植草学園大学は、千葉県千葉市若葉区小倉町1639番3に位置しています。公共交通機関を利用する場合、複数のルートでのアクセスが可能です。

JR総武本線 都賀駅下車の場合：東口バス乗り場から「植草学園大学」行きバスに乗車し、約15分。「植草学園大学」バス停下車後すぐです。
JR千葉駅下車の場合：東口バス乗り場から「植草学園大学」行きバスに乗車し、約35分。「植草学園大学」バス停下車後すぐです（都賀駅を経由するため時間がかかります）。
* 千葉都市モノレール2号線 千城台北駅下車の場合：徒歩約10分でキャンパスに到着します。

同一の学校法人内には、植草学園短期大学、植草学園大学附属高等学校をはじめ、幼稚園、こども園、保育園といった附属施設があり、学園全体として地域社会に根差した教育・福祉活動を展開しています。

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