榊英雄

榊英雄のプロフィールとキャリア

榊英雄（さかき ひでお）は、1970年6月4日生まれの日本の俳優および映画監督です。長崎県の五島市福江島で生まれ育った彼は、大学進学を期に福岡へと移り住みました。福岡ではディスコでのアルバイトを通じてダンスに興味を持ち、4年間にわたりダンスに没頭しました。ヒップホップダンスチームに所属していた経験があり、自らの公式プロフィールでもダンスを特技として挙げています。

大学を卒業後、上京し、映画監督の古厩智之が手掛けた『この窓は君のもの』のオーディションに合格。これを機に俳優としてのキャリアをスタートさせます。しかし、彼の俳優としての道は思い通りにはいかず、片岡礼子から「自分で脚本を書いて、監督をすることで主役を演じられるかもしれない」とアドバイスを受けました。その後、1996年には自主映画『“R”unch Time』を監督し、ここで第1回インディーズムービー・フェスティバルに入選。この作品で注目を集め、北村龍平監督の『VERSUS』への出演が決まりました。

2012年からは、特命戦隊ゴーバスターズにて司令官・黒木タケシ役としてレギュラー出演しています。この作品内では、8月24日に書店で盗撮行為を行っていた男性を取り押さえたことでメディアに取り上げられました。この際、「司令官が盗撮犯を取り押さえた」と報じられ、彼の評価は高まりました。

セクシャルハラスメント疑惑と不祥事

しかし、その後の彼の活動は大きく変わることになります。2022年3月9日、週刊文春が彼が関与したと思われる性行為強要の疑惑について報じました。その内容では、自身の作品に出演する女優たちから性的行為の強要を受けたと訴えられていることが取り沙汰されました。榊は一部の女性との肉体関係を認めつつも、「性行為を強要した事実はない」と強く否定しました。

報道を受け、榊の監督作品である『蜜月』の公開は中止され、彼の所属事務所は関係者への謝罪を発表します。その後も、嫉妬や不倫などの疑惑が次々と浮上し、彼の名声は失墜していきました。

2023年2月20日、演技指導の名目で女性にわいせつな行為をしたとして、準強姦容疑で逮捕されました。彼は「冤罪である」と否認しています。捜査によると、2016年にワークショップで知り合った女性との飲食後に、性的な行為を強要したとのことです。この逮捕は多くのメディアで報じられ、榊は今後の活動に大きな影響を及ぼす事態となっています。

さらには、2023年3月に他の女性に対する準強姦容疑でも再逮捕され、警察はさらなる捜査を進めています。これにより、榊は過去の言動に対する責任が問われることになります。

結論

榊英雄は、俳優であり映画監督として多彩な才能を持ちながらも、最近の不祥事によりその評価が大きく揺らいでいます。彼のキャリアは非常に多面的であり、今後どうなるかは注視が必要です。彼が今後、どのように自身の過ちに向き合い、再起を図るのか、興味深い課題となるでしょう。

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